ひきこもり科学館

つれづれなるままに、ひきこもり、硯にむかひて

失敗しない!大学生1人暮らしの物件選びのコツ|大学からの距離が重要ポイント!

晴れて大学進学が決まった皆さん、おめでとうございます。なかには、大学進学とともに、1人暮らしを始める方もいるかと思います。おそらく、親元を離れる楽しみもあれば、不安もあることでしょう。でも大丈夫。今回は、そんな皆さんに、1人暮らしの物件選びで「ここは見ておけ!」という重要なポイントをお伝えします。これを読めば、きっと、すばらしい物件が見つかるはず。すばらしい物件をゲットして、すばらしい学生生活のスタートを切りましょう。

 

(立地編)

まずは立地編です。立地編のポイントは以下の2点です。

 ① 大学からの距離

まず、大学からの距離は超重要なポイントです。なぜなら、距離によって、毎日の通学時間や通学手段(徒歩、自転車、バイクなど)が大きく変わるからです。まぁ、当たり前ですね。でも、すごく重要です。基本的には、大学から近い方が望ましいと考えてください(何のために下宿するのか、という話です)。

 

個人的には、徒歩圏内(大体1.5kmくらい)におさめることを、強くお勧めします。なぜなら、大学に歩いて通えるのと、そうでないのとでは、生活の感覚が大きく変わるからです。「どうでもいい用事でも通える」「忘れ物があっても取りに行ける」という感覚には、それなりの価値があります。家賃にして、数千円分くらいの価値があります(割と本気で、そう思っています)。特に、“大学中心”の生活がしたい人には大きなメリットでしょう(他のところが中心の人って、いるのかな?)。という訳で、繰り返しますが、新居は徒歩圏内におさめることを強くお勧めします。それだけ、メリットが大きいです(特に、原付以上の交通手段を持たない人は、ぜひそうしてください)。

 

ただし、あまりにも大学に近い場合、あなたのお部屋がお友達の“たまり場”にされることもありますので、ご注意ください。そういうのが嫌だ!という人は、ちょっと離すのも悪くはないでしょう(目安、徒歩5分圏内は要注意です)。まぁ、“たまり場”にしたいのなら、話は別ですが…。

 

② 周辺施設(スーパー、コンビニ、郵便局etc)

先ほどは、大学からの距離が超重要だと、口酸っぱくお話ししました。大学からは近い方がいい!と口酸っぱくお話ししました。とはいえ、さすがに大学のみでは、ちょっと生活が成り立ちません。という訳で、生活に必要な周辺施設についても、しっかりと確認しましょう。次の4つは要チェックです。

 

・スーパー

 食料品、日用品の買い出しに必要不可欠。

・コンビニ

 近くにあると何かと便利。ある程度、スーパーの代替になる。

・郵便局

 仕送りやバイト代の引き出しに。全国共通サービスで、使い勝手がいい。

・駅、バス停

 まちに遊びに行くとき、バイトに行くときに使う。

 

これらが、全て徒歩圏内にあれば大丈夫です。まず生きていけます。まぁ、必ずしも4つ全て揃う必要はありませんが。せめて、スーパーかコンビニが1軒は欲しいところです(ないところは避けた方が…)。また、駅周辺は家賃が高い傾向にあるので、ちょっと離すのも戦略的にはアリです。

 

(物件編)

次は物件編です。物件編のポイントは以下の5点です。 

 

① 家賃

まずは家賃。とにもかくにも家賃。

・家賃が1万円変われば、年間で12万円、4年間で48万円もの差が出ます。

・家賃が2万円変われば、年間で48万円、4年間で96万円もの差が出ます。

という訳で、ここが1つの大勝負です。

 

実際の物件選びでは、上限を設定して選ぶことになるでしょう。当然、皆さんが「いいなぁ~」と思う物件は、その上限を超えてきますので…。上手に、妥協できるところは妥協して、家賃を抑えてください。

 

ただし、実際にかかる費用は家賃だけではありません。物件によっては、家賃に加えて「共益費」というものがあります。共益費とは、集合住宅で、共用部分(外灯・ごみ処理など)の維持管理のために負担する費用のことです。毎月、徴収されますので、これも家賃の一部として考えてください。続いて、注目すべきは初期費用、特に敷金・礼金です。敷金とは、大家さんに預けておく保証金で、家賃滞納・損害補償の際は、ここから費用を充当します。なお、契約終了時(退去時)には返金されます。一方、礼金とは、大家さんに支払う一時金で、謝礼の意味合いが強いです(返金はされません)。どちらも、結構まとまった金額になりますので、注意して見てください。特に、敷金とは違い、礼金は返ってこないので結構痛いです。ちなみに、近年は「敷金・礼金なし」の物件も増えています。この辺りもトータルで見て、物件を選んでください。

 

② 部屋の広さ

学生向けワンルームの場合、部屋の広さは大体6~8畳くらいが一般的でしょう。ただし、6畳と8畳では、部屋の使い方が大きく変わりますので、ご注意ください。

 

端的にいうと、6畳の部屋にはほとんど余裕がありません。最低限の家財道具を入れただけで、すぐ部屋がいっぱいになります。基本的に、余計なものは入らないと考えてください。家具・家電の大きさ、配置にも工夫が必要です。とはいえ、少し工夫すれば普通の生活はできます。ご安心ください。

 

一方、8畳の部屋なら、それなりに余裕があります。1通り、家財道具を置いても、ややゆとりがあります。6畳とは違い、せせこましい感じがしないのです。これなら、ちょっとモノが増えても大丈夫です(といって、増やすのはおすすめしませんが)。ご予算に余裕のある方は、ぜひ少し広めのお部屋を確保しましょう。

 

③ 風呂、トイレ 

f:id:neetland:20180322223642j:plain

 風呂、トイレといえば、1つの大きな選択がありますね。そう、「ユニットバス」か「セパレート」か、という選択です。一応説明しておくと、「ユニットバス」とは、1つの部屋に風呂とトイレを一緒に据え付けた設備のことです。あの、ホテルにあるヤツですね。一方、「セパレート」とは、風呂とトイレが別々の部屋にある、ということです。普通の家と一緒ですね。この2つのタイプには、それぞれいくつかメリット、デメリットがあります。

 

・ユニットバスのメリット・デメリット

(メリット)

・家賃が安い

これが1番大きなメリット。人気がない&古い物件が多いので、家賃が安くなります。

・部屋が広くなる

構造上、風呂・トイレのスペースが減る分、居室のスペースが広くなります。

・掃除が楽チン

風呂もトイレも、全部丸ごとシャワーで洗い流せます。掃除の手間がかかりません。

(デメリット)

・お風呂に入りにくい(湯船にお湯を張りにくい)

お湯を張ると、髪や身体が洗えなくなり不便です。お風呂に入りにくくなります。

・清潔感とか、イメージとか…

湿気がこもりやすいとか。そもそも、お風呂から便座が見えるのがイヤとか。

・お友達を呼びにくい

お風呂とトイレが同時に使えないので、お友達を呼びにくいです。

 

・セパレートのメリット・デメリット

(メリット)

・お風呂に入れる、湯船に浸かれる

好きなときに、思う存分、お風呂で身体を温めることができます。幸せですね。

・普段から慣れていて、抵抗感がない

今まで通りの生活ができます。入浴中、視界に便座が入ることはありません。

(デメリット)

・家賃が高い

人気がある&新しい物件が多いので、家賃が高くなります。

・部屋が狭くなる

風呂・トイレにスペースを割く分、居室のスペースが狭くなります。

 

さぁ、どちらを選びますか?ここは、悩みどころですね…。ただ、ユニットバスも慣れたら、どうってことないですよ。シャワーで十分。湯船に浸からずとも、生きていけます(欧米人のように)。個人的には、この際、ユニットバスに慣れてしまうのもアリかなー、と思います。

 

④ コンロ

f:id:neetland:20180323000759p:plain

コンロの口数は、物件によって1口だったり、2口だったりします。ちゃんと自炊する人、料理が好きな人は、必ず2口以上の物件を選んでください。なぜか、は分かりますね?1口では、ろくな料理ができないからです。例えば、パスタを茹でているとき、ソースはどうやって作るのですか?1口では、同時に調理することができないので、いろいろ面倒くさいことになりますよ。まぁ、電子レンジや電気ケトルの併用で、ある程度何とかなったりもしますが…。それでも料理にこだわるのなら、2口以上はマストだと思います。

 

⑤ その他

 その他、ちょっと気になるポイントです。

・収納スペース(クローゼット等)

最低1か所はあった方がいいです(特に、狭い部屋は)。

・洗濯機置き場

室内に置ける物件の方がいいです(「外置き」は汚れやすく、故障しやすいです)。

・ベランダ・バルコニー

小さくても、あった方がいいです(「部屋干し」は乾きにくく、臭いやすいです)。

・セキュリティ

女性など、気になる方はオートロックや二重鍵をチェックしてください(家賃が上がりそうですが)。

 

最後に

以上、長々と書いてきました。これで、皆さんがすばらしい物件にありつければ、書いた甲斐があるというものです。ただし、ここで注意していただきたいのは、すべての条件を満たす物件はない、ということです。どこかで、必ず妥協しなければならない、ということです。それは、家賃かもしれませんし、部屋の広さかもしれません。そのため、実際の物件選びでは、妥協できるところ・できないところを考えて決めることが大切です。