ひきこもり科学館

つれづれなるままに、ひきこもり、硯にむかひて

働くのが死ぬほど「つらい」なら、いったん距離を置いてみるべき

f:id:neetland:20180415105435p:plain

世のなか、日々多くの人が働いています。こうした人たちは、働くなかで何らかの目的を達成したり、楽しみを見出したりしています。ところが、実際に働くなかでは、結構つらい場面もあります。例えば、残業続きでひどく疲れたり、人間関係がうまく行かなかったり…。大抵の人は多かれ少なかれ、何らかの「無理」をしています(もし、していなかったら、すごく幸せな人です)。

 

ところが、この「無理」があまりに大きすぎると、ときに自分自身を崩壊させてしまうこともあります。例えば、忙しすぎて、気付いたらぶっ倒れていたり。理不尽なことが多すぎて、正気を保てなくなったり…。そういうことが、実際に起きています。だから、私は言いたいのです。もし、そんな状態を強いられるのであれば、その仕事からは距離を置いた方が賢明ではないでしょうか。その方が、後々、自らの身を守ることにつながるのではないでしょうか。なぜ、こんなことを言うかというと、心や身体は壊れてしまってからでは、遅いからです。一度壊れてしまうと、なかなか回復しないからです。実際、回復するまで、数年スパンだったりします。ちょっと、なかなか取り返しがつくレベルではありませんよね。当然、過労死でもしてしまえば、まさに取り返しがつきません。

 

また、たとえ死ぬようなことはなくても、仕事が心底つまらなくなることもあるでしょう。仕事に意義を見出せなかったり、矛盾を感じたりすることもあるでしょう。「自分は一体、何をしているんだ?」「本当にやりたいのは、こんなことじゃない!」なんて、思うこともあるかと思います。こうしたことは、ほかの人には分からなくても、本人にとっては非常につらいことだったりします。実際は、大きな「無理」になっていることも少なくないのです。周りの人は、「仕事なんて、こんなもんだろ」と言うかもしれません。しかし、そんなことはどうでもいいのです。大切なのは、あなたがどう感じているか、です。

 

どうでしょうか。あなたは今、「無理」をしていないでしょうか。もちろん、仕事に多少の「無理」は付きものです。しかし、その「無理」が耐え難いほどに大きいなら、話は別です。一度、仕事から距離を置いてみてはどうでしょうか。少しゆっくり休んで、あれこれ考えてみてはどうでしょうか。その上で、改めて自分の身の振り方を考えてみるのも、悪くはないと思います。

 

特に、死ぬほど(=生命の危機を感じるほど)つらいのなら、思い切って離れてしまうことを強く勧めます。身体は正直です。本当に危ない場合は、すでに何らかの症状に表れています。例えば、不意に手が震えるとか、動悸が止まらないとか、食べてすぐに吐くとか…。もしかして、ふと、駅のホームから飛び出したくなるとか、ないですよね?今ある自覚症状を無視しないでください。おのれの身よりも大事なものなんて、この世に存在しません。自分の健康な身体に比べたら、目先の小銭の価値なんて無いようなものです。たとえ、その後ロクな仕事にありつけなくても、死んでしまうよりよっぽどマシです。とりあえず、おのれの身を守ってください。自分の身の振り方は、後からいつでも考えることができます。