ひきこもり科学館

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これで失敗しない!大学の学部・学科の選び方2つだけ

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いまや、高校生の半数が大学へと進学する時代、それだけ、大学という存在が身近なものになっています。ところが、大学進学にあたって正しいポイントを当てるのは、なかなかに難しいものです。実際、どの学部・学科を選べばいいのかは、高校生のうちにはそう分かりません(何せ、高校で「法律」なんてやりませんからね)。そのために、大学に入ってから「あれ、何か思っていたのと違う!」と後悔する人が続出しているのです。なかには、そのミスマッチが原因で、退学・留年してしまう人もいるとか、いないとか…。せっかく、それなりのお金も時間もかけて通うのだから、そんな後悔はしたくないですよね。

では、失敗しない大学の学部・学科の選び方とは何なのでしょうか?当然、いろいろあるでしょうが、特に重要なポイントは2つです。2つだけです。「将来やりたいことから選ぶ」「好きな分野から選ぶ」の2つです(*)。とりあえず、この2つのポイントを押さえるようにしましょう。そうすれば、そこそこベターな選択ができるはずです。少なくとも、大きな失敗(退学・留年など)は防げるはずです。

*個人的には、偏差値なんかより、よっぽど重要だと思います(実際、偏差値に目がくらんで判断を誤る方が、非常に多いのです…)。

 

① 将来やりたいことから選ぶ

まず、「将来、◯◯という職業につきたい」といった明確な目標がある人は、カンタンです。その目標に近づくような勉強ができる、学部・学科を選べばいいのです。例えば、医者になりたい人は医学部、弁護士になりたい人は法学部、教師になりたい人は教育学部というように、自分の想定するキャリアに有利になるものを選びましょう。明確な目標や意欲があれば、多少難しい勉強も粘り強く取り組めるかと思います。まぁ、当たり前ですね(でも、だからこそ重要でもあります)。ちなみに、企業の事務職や営業職、販売職などをご希望の方は、どの学部・学科を選んでも大した差はないです(いいのか、悪いのか、よく分かりませんが)。

ただし、何でも大学に行けばいい、というのは大きな間違いです。あなたの目標によっては、大学よりも専門学校などの方がいいこともあります。例えば、「パティシエになりたい」という場合は専門学校の方が近道かもしれません。自分の目標に近づくために大学は本当に必要なのか、一度よく考えてみてください。大学だけが進路ではないですから(いや、本当にそうですよ。大学なんか行っても、何にもならないですよ)。

 

② 好きな分野から選ぶ

先ほどは、大学は将来やりたいことから選べばいい、とお話しました。しかし、高校生のうちから将来の目標が明確に決まっている人は、そう多くないのではないでしょうか(むしろ、決まっている人の方が稀かもしれません)。では、このような「決めかねている」人たちはどうしたらいいのでしょうか…?

私は、このような人の場合、「好きな分野から選ぶ」のがいいと思っています。なぜなら、大学は(少なくとも建前では)勉強する場所だからです。当たり前ですが、大学では勉強をしなければなりません。勉強して、所定の単位を取らなければなりません。しかし、もしその勉強が、自分にとって興味の無い分野だったら、どうなると思いますか?もうね、講義のあいだ、椅子に座っていることすら苦痛ですよ。下手したら、留年コースまっしぐらですよ(実際、困ったことに、こういう人が結構います)。

だから、私は言うのです。自分の好きな分野から選べ!と。逆に、好きじゃない分野からは選ぶな!と…。好きな分野なら勉強も楽しくできます。でも、好きじゃない分野の勉強ではそうもいきません…。せっかく、みっちり4年間も勉強するのですから、自分の好みを優先させるのも悪くないでしょう。いや、むしろ優先させるべきだと思います。その方が、成績もグイグイ伸びるのではないでしょうか(私なんか、気付いたら首席になっていましたし)。将来のことは、大学に入ってからゆっくり考えればいいのです。「モラトリアム」として、ゆっくり考えればいいのです。幸い日本では、(例えば、医者など)特定の学部・学科に進学しない限り就くことができない仕事は、そんなにありません。


以上、書いてきました。皆さんも、大学生活を楽しく過ごせるよう、学部・学科はよく考えて選んでくださいね。本当に、偏差値だけじゃないですからね。ではでは、今回はこのへんで。