ひきこもり科学館

高学歴こじらせニートが、日々思い付くまま、あれやこれや書きます。

女性専用車両を廃止すべき5つの理由 ~男性差別も、女性差別も

 皆さんは、女性専用車両って知っていますか?あの、都会の電車によくある、女性だけしか入れない(とされる)車両のことです。これは現在、痴漢被害対策の一環として、広く導入されているものです。そして、世の女性たちからも、それなりに支持を集めています。

 しかし、私は強く言いたいのです。女性専用車両って、納得できねぇぇぇ!と。どう考えても、おかしいだろ~!と。………はぁはぁ。このままでは、おかしすぎて発狂してしまいそうです。だから、ここで吐き出させてください。今すぐ、女性専用車両なんてやめてくれぇぇぇーーー!と。

 という訳で、今回の主張はもちろんこれ。「女性専用車両は廃止すべきだ!」です。ここからは、私がそう考える理由を5つ、バシバシ書いていきます。

 

① 明らかに男性差別だ

 女性専用車両は、男性が不当に排除されているという点において、明らかに男性差別です。

 まずは、前提として女性専用車両の主旨について、おさらいしましょう。そもそも、女性専用車両は電車内で多発する、痴漢被害を防止するために導入されました。つまり、車内から卑劣な痴漢を排除しよう、という訳です。それ自体は、何も間違ったものではありません。

 ところが、実際に排除されているのは痴漢ではありません。男性なのです。これは、おかしいとは思いませんか?排除すべきなのは、痴漢であって男性ではありません。ところが、女性専用車両の存在によって、男性は一括りに排除されてしまっているのです。困ったものです。これでは、実質的に「男性=犯罪予備軍」扱いではありませんか!これは、世の善良な男性たちにとっては大変迷惑な話です。世の男性たちは、もっと怒っていいと思います。

 さらに言えば、痴漢を「男性から女性へ」の1パターンしか想定していない、ということにも腹が立ちます。そもそも、痴漢には「男性→女性」「女性→男性」「女性→女性」「男性→男性」の4パターンがあるはずです(*)。ところが、女性専用車両というものは、最初の1パターンだけを見て、後の3パターンは全く見ていないのです!これは、同じ痴漢であっても、対処すべきものとそうでないものがある、ということでしょうか?男性なら被害にあってもいい、女性どうしなら被害にあってもいい、ということでしょうか?…そんなはずはないでしょう。しかし、現実は「レアケース」などといって、簡単に無視されてしまうのです。これを、差別といわずして、何というのでしょうか?

*これに、LGB-Tやジェンダーなどの議論を加えると、話がものすごく複雑になるので、ここでは深く踏み込まないことにします。

 

② 女性差別でもあるのでは?

 女性専用車両は男性差別だ!という主張は、他のところでもよく聞きます。しかし、本当に男性だけなのでしょうか?女性専用車両って、実は女性差別にもなっているのではないでしょうか?これは、なかなか盲点であるような気がします。

 女性専用車両というのは、その名の通り「女性には、特別に気を遣ってやる車両」ということです。特別に、男性から隔離されたスペースをつくってやるよ、ということです。しかし、これって…何だか、舐められているとは思いませんか?何で、女性だけ、そんな気を遣われなければならないのでしょうか?全くもって、意味が分かりません。未だに、女性はか弱い、守ってやらなきゃ、とでも思っているのでしょうか?だとしたら、とんでもない話です。それこそ、女性差別以外の何ものでもありません。本来、女性専用車両は女性の方から、異議申し立てをすべきではないでしょうか?何で、痴漢ごときのために、わざわざ気を遣われなければならないんだ!女性専用車両なんて、余計なお世話だ!と強く噛み付いてほしいくらいです。

 

③ 特別に配慮すべき理由が見当たらない

 よく「差別と区別は違う」という話があります。それは、その通りだと思います。例えば、電車内には「優先席」という席がありますよね。あれは、高齢者や障がい者、妊婦などに、優先して座ってもらうための席です。しかし、これを差別だという人は、そういませんよね。なぜなら、客観的に配慮が必要だと分かっているからです。車内で立っているには「しんどい」人たちだと分かっているからです。つまり、身体的負担を軽減させなければならない、という合理的な理由があるのです。これは、差別ではなく区別だといえます。

 しかし、女性専用車両はどうでしょうか?女性専用車両は、専ら女性に乗ってもらうための車両になっています(実際は、法的根拠などありませんが)。もし、これを認めるのなら、それ相応の合理的な理由が必要となるはずです。…しかし、「女性」という属性には、それがあるのでしょうか?「女性」という属性には、特別に配慮して、専用車両を設けるほどの理由があるのでしょうか?私には、とてもあるとは思えません。全くもって意味不明です。これは区別ではなく、差別というのではないでしょうか?実際、特に合理的な理由もなしに、男性が閉め出されている訳ですから。

 

④ 女性専用車両では、痴漢被害は減らない

 女性専用車両は、痴漢被害対策の一環として導入されました。と、ここで1つ、素朴な疑問が湧いてきます。そもそも女性専用車両の導入によって、痴漢被害は減少したのでしょうか?というのも、もし減少したのであれば、たとえ差別的な女性専用車両であっても「まだ許せるか」と思えるからです。

 しかし、いくら調べても「痴漢被害は減った」という客観的データはないのです。というか、まともな統計すら公表されていないのです。これは一体、どういうことでしょうか?もしかしたら、女性専用車両の導入以降も痴漢被害が減っていない、あるいは増えているということではないでしょうか?これは、あくまで私の憶測に過ぎませんが。どうしても、そのように考えてしまいます(もし効果が表れていたら、もっと宣伝しそうですし…)。

 さらに言えば、そもそも女性専用車両を導入したところで、痴漢被害が減るとは到底考えられないのです。まず、女性専用車両を設けたとしても、痴漢をする人は他の車両に移るだけです。当たり前ですよね。他は、ごく普通の車両なのですから。これでは、トータルで見れば同じことです。むしろ、女性専用車両の隣の車両は混雑しやすい分、痴漢もやりやすいのではないでしょうか?そう考えると、もはや何のための車両なのか、よく分からなくなってしまいます。

 そもそも、対策の仕方が間違っているのではないでしょうか?例えば、警官の巡回を強化するとか、車内に防犯カメラを設置するとか、混雑緩和のためにオフピークチケットを発行するとか…、もっと他のやり方があるはずです。

 

⑤ 鉄道は公共インフラ、誰もが公平に利用できることが大切

 世のなかには、いろいろな女性限定サービスがあります。例えば、映画館のレディースデイ、ホテルで女性にだけ配布されるアメニティ、レストランで女性だけに提供されるデザートなどなど…。挙げ出したら、キリがありません。しかし、これらはあまり問題にならないのです。ある意味、差別的ではあるのですが、かなり許容されるのです。それは、なぜでしょうか?それは、私的事業だからです。私企業が、経営戦略上のサービスとしてやっているだけ、だからです。極端な話、何をやろうが自由な訳です。

 しかし、鉄道の場合はそうもいきません。なぜなら、鉄道は「公共インフラ」だからです。公共インフラとは、公共性が高く、市民生活の基盤となる施設のことです。例えば、道路や電気・ガス・水道などがこれに当たります。そして、鉄道もこれに当たる訳です。これら公共インフラは、市民生活を根っこから支えるもの、市民生活になくてはならないもの、なのです。ということは、たとえ民間企業が主体であっても、公益性が高いといえます。そのため、誰もが公平に利用できることが求められるのです。つまり、サービスや料金に格差があってはならない、ということです(嫌なら使うな!とは言えませんよね)。

 少し、考えてください。例えば、もし性別によって鉄道運賃が異なっていたら、どうなりますか?「女性100円、男性200円」とか、そんなふうになっていたら、どうなりますか?―大変なことになりますよ!人によっては、会社に通えなくなってしまう事態ですよ!こんなこと、許されるはずがありません。しかし、女性専用車両も考えてみれば、これと同じことをしている訳です(明らかに、サービス格差になっていますから)。そう考えると、女性専用車両はとんでもなく罪深い存在です。

 

 以上、長々と書かせてもらいました。皆さんは、女性専用車両について、どのようにお考えになりますか?それでは、今回はこのへんで。

 

(参考文献)