ひきこもり科学館

つれづれなるままに、ひきこもり、硯にむかひて

就活のために日経新聞を購読する人は、経済センスがなさすぎる ~就活に日経はいらない

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日経新聞って、就活をする学生へのアピールが激しいですよね。何か、バンバンCMを打っていますし…。どうも、就活に日経を使ってほしいようです。しかーし!この際、ハッキリ言いましょう。

就活に日経なんていりません!

私に言わせてみれば、就活のために日経新聞を購読する人はバカです。人に簡単に騙さるカモです。経済センスに乏しい情報弱者です。こんなヤツ、私なら採用したくないです。えー、ちょっと激しくdisり過ぎてしまいました…。しかし、そう考えるにはそれなりの理由があるのです。ここからは、私がそう考える理由を5つ、順に書いていこうと思います。これを読んで、今一度購読するか・しないか、ご検討いただければと思います。

 

① 日経新聞は高い

当然、新聞はタダではありません。購読料がかかります。今のところ、日経新聞の購読料は以下のようになっています(2018年9月現在)。

  • 全日版地域 4,000円/月
  • 朝夕刊セット版地域 4,900円/月

つまり、日経新聞を購読するには月に4,000円以上かかる、ということです。では、一般に貧乏な(はずの)学生が、月に4000円以上の額を払えるでしょうか。仮に払えるとして、そこまでして払う価値があるでしょうか。私には、とてもあるとは思えません。もし、日経新聞を読んで、「第一志望の会社に合格する確率が10倍になる」「面接に通過する確率が8割以上になる」というのであれば、喜んで払いますが。残念ながら、日経新聞にそんな効果があるとは思えません。だって、面接で「今日の株価は?」「アベノミクスについてどう思う?」なんて訊かれましたか?―おそらく、訊かれていないと思います(*)。まだ、シャツにアイロンをかけるか、靴を磨くか、でもした方がマシかと思います。

*金融系など、一部の業界では訊かれることもあるかもしれません。

 

② ニュースはテレビでも、ネットでも

今どき、ニュースを得る手段は、新聞以外にもいくらでもあります。テレビもそうですし、ネットもそうです(最近は、SNSもそうです)。ぶっちゃけ、新聞でないと得られない情報なんて、ほとんどないです。

いやいや、日経新聞は経済紙だから、情報にもオリジナリティーがあるはず…、という声もあるかもしれません。確かに、それはそうです。そういう面はあります。しかし、日経新聞のような経済ニュースがほしいなら、テレ東系のニュース番組を見れば大体は事足ります。

  • 朝なら、「ニュースモーニングサテライト」
  • 昼なら、「Mプラス11」
  • 夜なら、「ワールドビジネスサテライト」
  • BSジャパンなら、「日経プラス10」

このあたりを見れば、大体の情報はカバーできます。個人的には、「ワールドビジネスサテライト」がいいですかね。あまり専門的すぎす、とっつきやすいです。

そのほか、「東洋経済」や「ダイヤモンド」など、経済誌を読むのもいいでしょう。特に、東洋経済はWEBページが充実していて、すごくいいです。これがタダで読めるなんて、「もう紙の方、いらないじゃん」という感じです。就活を取扱った記事も、結構多いですよ。

toyokeizai.net

 

なお、新卒学生の皆さんであれば、大学の図書館を利用するという手もあります。皆さんの大学の図書館には、新聞とか、経済誌とか、置いていませんか?―置いてあったら、それをそのまま読めばいいのです。もし、日経新聞が置いてあったら、それをそのまま読めばいいのです(*)。わざわざ買うことなんて、ありません。

*かつて私がいた大学は、(経済学部だったからか)図書館のみならず、学内に日経新聞を腐るほど置いていました。もちろん、この環境で日経新聞を購読する訳がありません。

 

③ 知識で内定が出ることはない

一般に、採用において重視されるのは、人柄性格コミュニケーション力などであって、知識ではありません。その理由としては、知識なんて、入社後に否が応にも身に付くからです(身に付けさせるからです)。はっきり言います。どんなに経済知識や業界知識があろうと、時事問題に詳しかろうと、それだけで内定が出ることはないです。どんなに知識があっても、(人柄や性格、コミュニケーション力などが)自社に合っていない、と判断されれば普通に落とされます。もちろん、知識もあるに越したことはないです。しかし、知識の合否への影響力は思った以上に小さいです。えー、そうですねぇ…。知識面は、面接での志望度合いの確認(*)、筆記試験での足きり、に使われる程度ですかね。本当に、最低限でいいと思います(企業側も、あまり期待していませんし)。

*志望度合いを確認するために、業界や会社についての知識を確認する場合があります。

 

④ 業界本、業界紙を読んだ方がいいのでは?

どうしても強く志望する業界があるなら、(日経新聞よりも)業界に関する本や新聞を読んでみることをおすすめします。なぜなら、その方が効率よく必要な知識を得ることができるからです。

例えば、建設業界なら、

www.kentsu.co.jp

とか。

この情報過多な時代、Googleで検索すれば、いくらでも出てきます。また、個別の会社について調べる場合は、会社HPのほかに、ニュース検索もおすすめです。

例えば、日本電産について調べる場合は…、

googleトップページから「日本電産」で検索。

 ↓

メニューバーの「ニュース」(で囲んだところ)をクリック。

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すると…。

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何か、いろいろ出てきました。

今の時代、ちょっと工夫すれば、結構な情報が出てきます(転職口コミサイトもそうですし…)。OB・OG訪問もいいですが、まずはGoogleで調べてから、といったところでしょうか。

 

⑤ 知識を貪る暇があるなら…(面接対策、自己分析でもした方が)

知識を増やすことは、決して悪いことではありません。それ自体は、実に素晴らしいことです。しかし、知識を増やすことは、就活において効率的な手段ではないです。知識を貪る暇があるなら、 面接で“普通に話す”練習でもした方がはるかに効果があります。例えば、ちゃんと質問に答えるとか、ある程度目を見て話すとか…。何か、くだらないことのようにも思えますが、そういうものです。逆に、下手に知識をひけらかすと、「コイツうぜぇ」と思われることもあります。まぁ、知識なんて、せいぜい志望動機を練るためにある、くらいに考えた方がちょうどいいです。あんまりやっても、疲れますし。大して報われませんし…。(あくまで内定を目指すなら)知識を貪るより、ちゃんと面接対策自己分析をした方がいいです。自分でも、書いていて「くだらねぇー!」と思いますが、そういうものです。とにかく、今回覚えておいてほしいことは、就活における知識の優先順位は極めて低い、ということです。

 

以上、ぐだぐだと書いてきました。まぁ、別に、日経新聞を悪く言うつもりはありませんが(もう、十分言ったかな?)。就活も大事ですし、おカネも大事ですし、よくよく考えて決めてください。それでは、今回はこのへんで。