ひきこもり科学館

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戦略的不登校のススメ ~無意味に通うのは、もう止めよう

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毎日学校に通っていると、バカになります。お上にとって都合のいい、ロボットのような子になります。

学校は、子どもの輝かしい個性や才能をバシバシ潰しています。さらに、悪質な洗脳によって、差別や偏見を植え付けています。一方、この世を生きる上で必要なことを、なぜか教えなかったりします。

そのことは、前回の記事で散々書きましたね。

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かのホリエモン氏も、大体同じような考えですしね。

関連記事:堀江貴文が「学校はいらない。塾の方がマシ」と義務教育を徹底的に批判 | netgeek

 

1. 学校は退屈で非効率、通うのは時間の無駄⁉

という訳で、毎日欠かさず学校に通うのは時間の無駄です。もちろん、何もかも無意味、などと言うつもりはありませんが。学校は、お子さんの教育にとって、あまりスマートな手段とは言えないでしょう。

親であれば。愛しい我が子には、できる限り、のびのびと育ってほしいですよね。できる限り、個性や才能を伸ばしてほしいですよね。

そのためには、もっと合理的、効率的な手段を取らねばなりません。ただ漫然と、学校に通っているようではダメなのです。

大体、学校の勉強って…、あまりに退屈で非効率ですよね。内容自体、学習指導要領そのまんまで面白くないし。かといって、お金を稼げる訳でもないし。集団指導だから、学習の方法、レベルも合わないし…。ちょっとでも賢いお子さんなら、「やってられるか、こんなの」ですよね。

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はい、その通りです。その通りでございます。実際、学校よりも面白い勉強、学校よりも効率のいい学習法なんて、いくらでもありますしね。

もっと、お子さんのやりたい方法、やりやすい方法で学んだ方がいいです。どうせやるなら、自分に合ったテキスト、自分に合ったスピードでやった方がいいです。ほら、英単語帳でもシス単派、速単派、DUO派とか、いろいろあるでしょう。覚え方だって、とりあえず1周するとか、各章ごとに押さえるとか、いろいろあるでしょう。そういうことですよ。その方が、成果だって上がりますよ。

それと…。もっと、お子さんの学びたいことを学んだ方がいいです。例えば、ITスキルとか、法律知識とか、お料理とか。何でもいいです。たとえ、学校のカリキュラムにはなくても、そうです。素直に、自分の興味関心に従いましょう。自分の本当にやりたいことは、一度やってみた方がいいです。その方が、モチベーションだって上がるでしょうし(もちろん、学校の勉強を放棄していい訳ではありませんが)。

2. 戦略的不登校 ~あえて学校を休むという選択

という訳で。戦略的不登校をしましょう。あえて、学校をサボってみましょう。

別に、週に1回くらい休んでも、どうってことはありません。普通に生きていけます。
勉強だって、多少は教科書のページが飛んでいるでしょうが、そんなの、いくらでもカバーできます(家庭なり塾なりで)。友だちだって、1日で顔を忘れたりはしません。ノープロブレムです。

1日休んで、何かやりたいことをやってみましょう。勉強でも、運動でも、何でもいいです。何なら「滝に打たれる」でも、「バケツプリンをつくる」でもいいです。それが本当にやりたいことなら、何でもいいです。

何でもやってみることが大事です。何でもやってみることが、子どもの健やかな成長に寄与します。いろいろやってみて、いろいろ感じてみる。いろいろやってみて、成功したり失敗したりする。そういう経験こそが大切です。そういう経験こそが、お子さんの血となり肉となります。別に、役に立つとか、立たないとか、気にしなくていいです。何でもやってみることが大事です。そもそも、何が役に立つとか、立たないとか、やってみないと分かりませんからね(世のなか、思わぬことが役に立ったりしますから)。

えっ、まだ不安ですって?いやいや…。大学では、平気で「自主休講」をキメていた皆さんが、何をおっしゃっているのですか(えっ、キメてない?)。

3. 学校は通わなくても卒業できる!

そもそもですが。小・中学校は、通わなくても卒業できます。普通に卒業できます。なぜかって、小・中学校の進級・卒業要件に出席日数はありませんからね。ついでに言えば、留年制度も存在しませんからね。月日さえ経てば、自然と卒業する訳です。実際、ほかの不登校のお子さんも、ごく普通に卒業していますしね(小・中学校で「卒業できなかった」という話はまず聞かないです)。ただし、中学校の成績は高校入試にそれなりに影響するので、そこだけはご注意ください(いわゆる「内申点」というヤツです)。

一方、高校についてはやや事情が異なります。ズバリ、休みすぎると留年します。卒業できません。したがって、高校では授業の出席回数に要注意です。具体的に言えば、各教科につき、授業数の3分の2以上出席しないと単位が出ません。もし、そのラインが厳しければ、通信制高校やフリースクールという手もあります。あと、大学進学を狙うなら「高認」も1つの選択肢です。高認さえ取ってしまえば、高校に行った・行っていないなんて、関係ないですからね。

最後に、大学について。大学については、あまり通わなくても卒業できます。もちろん、時間割の組み方、講義の選び方など工夫は必要ですが。割と卒業できます。ついでに言えば、大学って基本「放置プレイ」ですからね。講義に出てこなくても、ほとんど何も言われません(それが、いいか・悪いかはさておき)。

 

4. 学校でないとできない、なんてことはない!

ここで、もう1つ。そもそもですが。そもそも、学校でないとできないことなんて、そうありません。学校でないと学べないことなんて、そうありません。

まず、教科の勉強は、自宅や学習塾などでできますし。PCを使って、オンライン講座を受けることもできますし。もちろん、分からないこともインターネットで調べられますし。

部活動もそうです。部活動(に類する活動)も、近所のスポーツクラブやカルチャー教室でできますし。近年は、ネットやSNSを通じて、同じ趣味・嗜好の人で集まることだってできますし。あまり、問題ないですよね。

友だちだって、先ほど述べた学習塾やスポーツクラブ、カルチャー教室、ネット・SNSその他もろもろで十分つくれます。社会性やコミュニケーション能力だって、そういう場所で十分培えます。学校でないとできない、なんてことはないはずです。

そもそも、皆さん。学校教育を絶対視しすぎではないでしょうか?教育→学校でするもの、と思い込んでいないでしょうか?別に、(教育は)家庭でも地域でも、どこでやってもいいのですよ。

関連記事:ホームスクーリング - Wikipedia

どうも、“学校でないとできない”という視野の狭さが、人を不幸にしている気がします。例えば、その勉強。分からないのは、単に学校の授業の質が悪いからかもしれませんよ。先生の教え方が下手くそだからかもしれませんよ。いや、冗談ではなく…。自宅なり学習塾なりでやった方が、かえって効率がいいかもしれません。

5. 不登校は戦略が大事!戦略を立てよう

という訳で。戦略的不登校はできます。十分できます。

とはいえ、ただ家に引きこもっていていい、という訳ではありません。戦略は大事です。戦略を立てましょう(あくまで「戦略的不登校」ですからね)。

0か100か、ではありません。(学校に)適度に通い、適度に休むことはできます。どのくらい通い、どのくらい休むか、は人それぞれです。それは、学校に何を求めるか、何を求めないかにもよるでしょうし。お子さんの“やりたいこと”にもよるでしょうし。それぞれに合ったプランがあろうかと思います。

やりたいことは何でしょうか。どんな方法でやりましょうか。そのために、学校にどのくらい通い、どのくらい休みましょうか。あれこれ考えて、プランを練りましょう。

もちろん、学校を休んで何をやるかは自由ですが。どうせなら、学校ではできないことをやるといいでしょう。例えば、法律とか、中国語とか、お料理とか。何なら、「ダムカード集め」でもいいですよ。やりたいことなら、何でもOKです。何をしたっていいです。やりたいことを、ちゃんとやりましょう。

なお、当然ながら、不登校度合いによって学び方は変わります。たまにしか休まないなら、学校メインで学ぶことになりますし、しょっちゅう休むなら、自宅等メインで学ぶことになりますし…。いずれにせよ、どう学校との折り合いをつけるか、を考える必要があります。

ここまで述べてきたように、学校なんて、毎日欠かさず通うことはありません。必要な分だけ通う、必要な分だけうまく利用する、それでいいと思います。休みたいときは、遠慮なく休んでもいい思います。少なくとも、無理をしてまで行くことはないです。

とはいえ、必要な学歴はちゃんと確保しましょう。学歴なんて役に立たない、とはよく言われますが。それでも、ないよりはあった方がはるかにいいです。就職にしても、起業にしても、合コンにしても…。ないよりはあった方がはるかにいいです。将来を見据えて、必要な学歴はどこまででしょうか?高校まででしょうか、それとも大学まででしょうか?ひょっとしたら、大学院まで必要かもしれませんね。学歴によって得られる機会、信用、地位はバカになりません。本当にバカになりません。いざというとき、強烈な後光を差して、我が身を助けてくれることがままあります。だから、学歴は確保しましょう。ちゃんと確保しましょう。

◯ おわりに ~学校とは適当に付き合おう

最後に。ここまで、割と激しい主張をしてきましたが。何も、学校なんていらない、学校なんて行くな、などと言うつもりはありません。ここで言いたいのは、学校なんて大していいところではないので、適当にほどほどに付き合えばいいよ、ということです。何も、無理をしてまで付き合うことはないよ、ということです。学校なんて、(学びの)1つのツールに過ぎません。だから、必要な分だけうまく使えばいいのです。そんなもんでいいのです。学校でも、学校以外の場でも、柔軟に学んでいきましょう。柔軟にやっていきましょう。それでは、今回はこのへんで…。


(参考文献)