ひきこもり科学館

つれづれなるままに、ひきこもり、硯にむかひて

何で面接の椅子って、あんなに遠くに置くのかな! ~面接の気持ち悪さの正体に迫る

f:id:neetland:20190505100726p:plain
面接。
あの、就職や進学の際に、しばしば設けられる関門ですね。
あの、人生の分岐点に設けられる、何かムダに緊張するだけで、よく分からないイベントですね。
皆さんも、長い人生、それなりの数は経験してきたことかと思います。

私は、というと…。
はい、何度もありますね(就活が長引いたので)
あまり、いい思い出はないですが(何度も落ち続けたので)

皆さんは面接、お好きですか?
おそらく、「好き」という方は割と少数かと思います。
とはいえ、多くの方はそれを何とかやり過ごして、これまでの人生を歩んできた訳ですね。
ご苦労様です。

しかし、私には面接のとき、どうしても納得できないことが1つありました。
それは、ドアを開け部屋に入って、すぐのことです。
室内をぐるりと見渡して気付いた、アレの位置です。

私はいつも面接のたびに思ったのです。
椅子、遠くね?って…。
椅子、やたら遠くね?って…。
えっ、何であんなに遠くに置くの?って…。

皆さんも、ご経験おありではないでしょうか。
何か、やたら遠くに置いてある椅子。
何か思わせぶりに、数メートル離してある椅子。

……………。
はぁ?
意味分かんねぇぇぇーーー。

本当に、なぜ相手から5m以上離れた場所に置こうとするのか。
ポツンと離れた場所に置こうとするのか。
意味が分かりません。

あの距離感って、一体何なのでしょうか?
わざわざ、面接を気持ち悪くしようとしているのでしょうか?
もともと気持ち悪いけれど)
うーん…。

ただ、この気持ち悪さの正体って、一体何なのでしょうね?
何で、気持ち悪いのでしょうね?
今回は、この“謎”の気持ち悪さの正体について、考えていきます。


① まともなコミュニケーションをとる距離ではない

面接では、なぜか椅子が数mは離して置かれます。下手をすれば、7~8mは離して置かれます。しかし、これって…。普通に考えて、人と人とが通常コミュニケーションをとる距離ではないですよね?普通、もっと近づいて話しますよね?

そりゃ、そうですよ。だって、ムダに大きな声を出さないと届かないですし。視力の低い人ですと、相手の顔も見えないでしょうし…。こんなに離れていては、何かと不都合が多いですよ。やりにくいですよ。したがって、これは意思疎通を図る距離としては「あり得ない」訳です。

にもかかわらず…。面接では、この状態で無理やり意思疎通を図ろうとするのです。そりゃあ、気持ち悪くなって当然ですよね。常に、違和感しかないですもん。やたら遠くに見える相手、そこから飛んでくる声、それに普段は出さない大きな声で答えている自分…。あぁー、何だかおかしくなる!発狂しそうだぁーーー!となっても、何ひとつ不思議ではありません(ていうか、なりました)。むしろ、このシチュエーションで正気を保て、という方に無理があるのではないでしょうか。

が、しかし…。面接では、この異常なシチュエーションが、ごく当たり前とされているのです。デフォルトになっているのです。それも、誰も何も、疑問を抱かないくらいに…(ていうか、本当に、誰も何も思わないの?)。これって、恐ろしくないですか?


② 「面接異空間」が形成される

何か…、私にとっては、面接を行う部屋が異空間に見えるのですよ。通常、存在しえない空間に見えるのですよ。何か、ただならぬ場所に足を踏み入れてしまった…、みたいな。そういう感じがするのですよ。

えぇー、これを何と言いましょうか。とりあえず、「面接異空間」とでも言っておきましょうか(てきとう)。で、この空間が形成されると、(面接が)何だか気持ち悪くなってしまうのです。何だかおかしくなって、発狂しそうになってしまうのです…。

で、あれこれ考えたのですが。私はこの空間をつくり出してしまう原因が、あの椅子の位置なのではないかと…、そう思うのですね。つまりは、あの椅子の距離感、あの椅子のポジション取りこそが、面接を行う空間をただならないものにしているのではないかと…、そう思うのですね。

まぁ、科学的根拠なんて皆無ですけどね。完全に個人の感想、妄想でしかないですけどね。あれ、どうなんでしょうね?もしかしたら、椅子の位置だけじゃなくて、部屋の殺風景さ、薄暗さなんかも、関係しているのかもしれませんね。何か、(椅子とともに)複合的に作用してそう…。そんな気がする、たぶん。

そうは言っても…。面接における椅子の位置って、すごく重要だと思うのです。何か、あのポジション取りを見るだけで、あの距離感を測るだけで、そこが異質な空間であることが分かるというか。「あ、何か違うな」というのが一発で分かるのです。それほどに、椅子の位置ってバカにならないのですよ。えぇ。


③ 距離をとっての質問攻め、という動物実験スタイル

まぁ、今まで言ってきたように面接って、椅子の位置からしておかしいのですよ。だって、通常「あり得ない」距離でコミュニケーションをとろうとするのですから。違和感も持ちますよ。「面接異空間」にもなりますよ。気持ち悪くもなりますよ。

でも、それだけではないのです。面接のおかしいところは、椅子の位置以外にもあるのです。それは何でしょう…?―それは、コミュニケーションの方向性です。面接では、あまりに「一方的な」コミュニケーションが繰り広げられるのです。

そもそもですが。普通、コミュニケーションというのは双方向に動くものです。自分から相手へ、相手から自分へ、というふうに。互いに、何らかの情報を渡し合うものです。

しかし、面接の場合はそうではありません。面接の場合はこうです。
「質問に答えよ」。

面接では、相手から一方的に質問がなされ、それに従順に答えることが要求されるのです。つまり、面接でのコミュニケーションは「一方通行」なのです。面接では、常に相手から情報を渡せ、と要求されます。しかし、こちらからそれを要求することはできないのです(したら、怒られました)。

でも、これってどうなのでしょう…?―おかしいですよね。おかしいと思います。だって、明らかに、一般的なコミュニケーションの形態を逸脱していますし…。なかには、何を勘違いしているのか。俺は偉いんだ!さぁ話せ、答えろ!みたいなオッさんも…。コレ、面接じゃなくて「尋問」の間違いじゃねーの?なんてことも多々あります。はぁ…。これじゃあ、ゆったり笑いながらお話なんて、できませんよね。絶対に。

それに加えて、先ほどから言ってきたように椅子が遠い訳です。椅子が遠い…。そうなると、極端に「遠距離」「一方通行」なコミュニケーションを強いられる訳です。ちょっと言い換えると、やたら間合いをとられて質問攻めされる訳です。

具合が悪いですよね。人と人とが、まともにコミュニケーションをとるスタイルではないですし…。何か、遠くから繰り返し棒で突っついて、反応を見ているかのような…。まるで、子どもが木の枝でイモ虫を突いているような…。そんな感じがしますよね。いや、それだったら、まだ可愛げがありますがね。大の大人が、大の大人相手に、それをやっちゃダメですよね。それはもう、一種の「いじめ」ですよね。

で、このスタイルの何が気持ち悪いかって、「動物実験」みたいですよね。動物実験。遠くから棒で突っついて、反応を見る動物実験。あ~、やだやだ。私はモルモットか、と。面接には、人を人として見ていないかのような気持ち悪さがあります。さらにさらに…。これで、ニコニコ笑ってハキハキ話して「いい人」っぽく振る舞いなさい、と言うのですから。狂気の沙汰としか言いようがないですよね。


◯ おわりに

以上、ぐにゃぐにゃと考えてきました。皆さんはどう思われますかね?―何か分かる!という方もいれば、いまいちピンと来ない…、という方もいるかもしれません。別に、私は面接を友達との雑談のようにしろ、などと言うつもりはないですが。ただ、もうちょっとマシなやり方はあるだろ…、とは思うのです。もうちょっと椅子を近づけてもいいだろ…、とは思うのです。その方が、お互いやりやすいでしょうし…(たぶん)。といったところで、今回はこのへんで…。