ひきこもり科学館

つれづれなるままに、ひきこもり、硯にむかひて

無職期間の暇つぶし10選 ~退屈が辛いあなたへ

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ひ、暇だ。
暇すぎる。

暇すぎてツラい!
暇すぎて死にそうだ!!

はい。
無職になると、必ずと言っていいほど付いて回る「暇」問題。
これを何とかしないことには、華の(?)無職ライフも満たされませんよね。

という訳で。
自称「プロ無職」の私が、無職期間の暇つぶし方法を10選にまとめてみました!
暇を飽かして、約1万字の大ボリュームでまとめてみました!

これらを実践していけば、無職生活もどんどんどんどん充実していくはず。
たぷたぷに満たされていくはず…。

もはや、再就職なんてどうでもいい(よくない)。
それぐらいの充実した生活を目指していきましょう。

それじゃあ、いっくよー!
レッツ・エンジョイ!無職ライフ!
どーん!!

_______________

1. 歯医者(歯科治療)

歯医者。皆さん、いつ行きましたか?――「そう言えば、長らく行ってないんだけど…」という方は、これを機に行ってみてはいかがでしょうか。ひょっとしたら、虫歯が見つかるかもしれません。特に「3年以上は行ってないな」「前回いつ行ったのか思い出せないな」なんて方はぜひ行ってください。虫歯だらけかもしれません。別に、皆さんを脅すつもりはありませんが。虫歯というのはその多くが無症状で進行します。そりゃまぁ、かなり進んだら(痛みなど)症状が出たりしますが。そのときには(抜歯が必要、神経治療が必要など)割と手遅れになっています。そうならないためにも、大した症状のないうちに、歯医者で診てもらうことが大切なのです。理想を言えば、3か月毎とか、半年毎とかで定期検診を受けるのが一番なんですが。現状そうでない皆さんは、とりあえず1回行ってみましょう、というお話になります。皆さん、ご承知の通り。歯医者って時間がかかりますので。それなりに何回も通うことになりますので…。時間のあるうちに、行っておくのは悪いことではありません。ひと通り治療をして、できれば歯石を取って、ブラッシングの指導でもしてもらいましょう。

まぁ無職ですと、出費は少々痛いですが。普通の検診と虫歯の治療くらい(ちょっと削って埋めるイメージ)なら、そんなにはかからないです(1回3000~5000円くらいかな?)。保険治療の範囲なら、そんなにはかからないはずです。…………。…いや、分かりますよ。その数千円が痛い!ってのも分かりますよ。ただ、この手のヤツって放置するほど、後々もっと高い治療が必要になったりしますので…。長い目で見れば、今行っておいた方がいいんですよ。マジで。人生長期戦略、総インプラントはまだ早いです。まずは今ある歯を大切にしてください(どのみち、無職にインプラントにするお金はないでしょうし…)。

2. 脱毛、エステ

脱毛、やったことありますか?あれ、痛いんですよね~。レーザーでバチッ!バチッ!っていってね。手足や腋の下なんかはともかく、顎とか鼻の下なんかギィェ~ッ!って感じですよね。ギィェ~ッ!って。で、これが1回で済めばいいんですけどね。1回では済まないんですよねぇ~。何か「毛周期」とかいう、毛の生えるサイクルの話があってですね。(レーザーを)少なくとも何回かは繰り返し打たないと、脱毛し切れないんですよねぇ~、えぇ。もちろん部位とか個人差とかあるにせよ、数か月~数年はかかっちゃうんで…。なかなか気の長い闘いになります。地味に意思の強さが求められる(途中でやめちゃう人もいる)、ながぁ~~い闘いになります。そんな訳で――。時間のあるうちに脱毛でもやっておこう、というのは割と賢い選択です。今のうちに、ツルツルピカピカにしておこうゼ!ってね。いいと思います。面接での見栄えも多少はよくなりますし…。

とはいえ。脱毛って、そこそこお金がかかりますので。ちゃんとしたクリニックでそれなりの施術をしてもらうと、数十万円くらいはかかったりしますので…。無職には厳しいですよね。なかなかに厳しい…。ただ、安く上げる方法はそれなりにあります。例えば、家庭用脱毛器。トリアとかケノンとか、そういうヤツですね。自分でバチバチやる面倒くささはありますが、安く上がります。値段は機種によりますが、それなりに定評のある機種でも数万円ほどです。ヤフオクやらメルカリやらで中古を漁るなら、もっと安く上がるでしょうね(ただしジャンク品というか、ゴミを掴まされる可能性もそれなりに…)。いちおう、クリニックやエステサロンでの方法も考えますと――。いきなり全身ではなく(優先的にやる)部位を限定するとか。「初回お試し500円!」みたいな、お試しコースをつまみ食いする(当然、2回目以降の勧誘はあります)とか。そういう方法もあります。無職の皆さんは「時間だけはある」方が多いでしょうから、そういうケチくさい方法を探すのも悪くはないでしょう。

なお、今回は脱毛を主眼に書きましたが。脱毛に限らず、時間のかかる美容系なら、何に手を付けてもいいと思います。フェイシャルエステなりヘッドスパなり、やっていいと思います(もちろん費用との兼ね合いはありますが)。あり余る時間を活用しましょう。

3. 筋トレ、ダイエット

出ました、筋トレ!皆さん、やったことはありますか?私はないです。でも書きます。筋トレ、何かよく分かりませんが、ハマる人はハマりますよね。いやね。この前、ひさびさに大学時代の友人に会ったら、何かやたら肩幅がデカくなってて…。肩がもう「キャプテン翼」のキャラクターみたい(あるいは、チョコレートプラネットの長田みたい?)になってて…。訊いてみたら「筋トレにハマったんだ」ということがあってですね。すげぇなと。筋トレって人間を変えるんだなと。そんな訳で――。筋トレ、ハマる人はめちゃくちゃハマりますよね。めちゃくちゃハマる。彼女に「私と筋トレ、どっちが大事なのよ!?」なんて問われて、思わず「筋トレ!」と即答しちゃって破局ゥ!なーんていう、マンガみたいな出来事があったりなかったりして…。それだけ、筋トレには抗いがたい魔の力があるんでしょうね。筋トレ、めっちゃ人を変えますよね。筋トレにハマった人、だいたい口を揃えて「筋トレはいいぞ~」「楽しいぞ~」「お前もやれ」とか言うんですが、何がいいんでしょうね?身体が鍛えられるのはそうとして、自分に自信が付くとか、ストレス解消になるとか、人にモテるようになるとか、そういうこともあるようですね。あとは、目標達成の方法論や自己管理能力が身に付くのも大きい、と聞きますね。確かに身に付ければ、一生ものの財産になる気がします(身に付けるまでが、ものすごーく大変そうですが)。そんな訳で皆さん、やってみてはいかがですか?なお、ハマり方に関しては私は知見を持ち合わせてないので、他を当たってください。

あとまぁ、似たような活動としてダイエットもありますね。ダイエット。仕事ばっかしていて、お腹周りが出っ張ってきた方にはちょうどいいのではないでしょうか。長く無職をやっていると分かりますが、無職って意外と痩せませんからね(よっぽど、食うに困るレベルでなければ)。むしろ、仕事や通勤で身体を動かさない分、かえって太ったりもしますからね(太りました)。無職各位は今体重を測ってみると、面白いことになっているかもしれませんよ(………ぎゃあ!)。そんな訳で、ぎゃあ!となった皆さんは、ぜひやってみてはいかがでしょうか?まずは、近所の公園までランニングだ!って(それもキツいという方は、ウォーキングから始めてもOKです)。それなりに慣れて、楽しくなってくれば【求人サイトを眺めていて気が狂ったとき】のいい気分転換にもなりますよ。なお、この手の類は「習慣化」が何よりも大事ですので(すぐやめたら意味がない)。無理のない範囲で毎日続けるのが大事です(だからウォーキングでもいい、と言ってるのです)。負荷は徐々に上げていった方がいいです。

4. 貧乏旅行、まち歩き

旅行。仕事で忙しいとなかなか行けませんよね。会社員をやっていると、フルタイムで働いているとなかなか行けない。でも無職となれば話は別ですよね。あれだけ休みがない!と言っていたのが毎日がお休み。人生の夏休み(夏だとは限らない)。これは、つまりは旅行のチャンスだということです。とはいえ、金のあるときは時間がない、時間のあるときは金がないのが人生の常。「豪華クルーズ船で世界一周旅行!」といきたくても、皆さんの多くはそんな贅沢はできないと思います。

そこで貧乏旅行です。今の時代、それなりに工夫をすれば、そんなにお金をかけなくても旅行はできます。今の時代、割と安い交通手段はありますし。割と安い宿もありますし。【お金をかけなくても楽しめる場所】もたーくさんあります。例えばほら、こーんな感じで…。

○ 割と安い交通手段
・高速バス(時間はかかる)
・LCC(高いときもある)
・青春18きっぷ(期間限定、時間はかかる)
・私鉄等の株主優待乗車証(金券ショップで売ってる)
・鉄道・バス等の1日乗車券(回数をこなす前提で)

○ 割と安い宿
・ビジネスホテル(高いときもある)
・カプセルホテル(狭い、いびきがうるさい)
・サウナ(「男性限定」の施設が多い)
・ユースホステル
・民泊(新業態、割とあいまい)
・ドヤ、簡易宿泊所(寝るだけなら)

【お金をかけなくても楽しめる場所】※ものによって多少はかかる
・(自治体などの)郷土資料館
・大学博物館
・比較的入館料の安い博物館、美術館、資料館
・神社、あまり観光地化されていない史跡
・公園・公共緑地、庭園
・地元の人がよく行く飲食店、ご当地飲食チェーン店
・古本屋、古着屋、骨董屋(プレミア品を除く)
・銭湯・公衆浴場
・あまり観光地化されていない景勝地、展望スポット
・海や山(釣りとか山菜採りとかできる)

ねっ!いっぱいあるでしょ⁉いっぱいある。ちょっと工夫は要りますが、安ーくやすーく旅を楽しむ手段なんていっぱいある訳です。まぁ、ちょっと「ズラし」は必要ですけどね。だいたいパッケージプラン的なものは高いので、自分なりに楽しめるものを見つけるのが大事です。せっかくなので、ここで何か具体的なプランを考えてみましょうか。例えば、都内であれば、私がパッと思い付いたものではこんな感じ…。

・「神保町で古本とカレー、コーヒーを楽しむ旅」
・「大田区、公衆浴場料金で入れる温泉銭湯と昼間からやってる大衆酒場の旅」
・「東京、タダで入れる大学博物館と意外とオシャレな学食巡りの旅」

どうです?それなりに楽しめそうな気がしませんか?――まぁ私の趣味ですので。しなかったらごめんなさいですが(各自、楽しめるものを見つけてください)。あと、宿泊旅行はやはりそれなりにお金がかかりますので…。日帰り旅行でもいいと思います。何なら「まち歩き」という感じでもいいと思います。言ってみれば、想い出さえできれば何でもいいのです。宿泊も日帰りも関係ありません。

ついでに、ここでちょっとキツいことを言いますが。多くの人は、お金がないから(旅行に)行けないんじゃなくて、工夫がないから行けないんですよ。工夫がない、工夫が足りない…。だいたい、観光ガイドブックにデカデカと載っているところは高いに決まってるじゃないですか。そういうところ以外で楽しめるところを見つけるのが大事なんですよ。そんな訳で…。パッケージ旅行しかしてこなかった皆さんも、これを機にちょっと練習してみてはいかがでしょうか。貧乏旅行スキル、身に付けると一生ものの財産になりますよ。

5. 読書

本、読んでますか?無職は本を読むのもいいですよ~。何せ、時間だけはありますから(うれしくない)。で、何の本を読むの?に関してですが、何でもいいです。自分が読みたいもの、興味があるものなら何でもいいです。小説でも実用書でも、文庫でも新書でも何でもいいです。本屋でビビッときたやつを手に取ってください。ビビッとね。別に高尚な、難解な本に挑む必要などありません。ただの暇つぶしなんですから。いやまぁ、挑んでもいいんですけど。皆さん、いきなりカントの『純粋理性批判』なんて読めないでしょ(読めたら怖い)、という話でして…。そうですね。もし挑戦するのであれば、まずは図書館で借りるのがいいですかね(タダだし、読めなければ返せばいいし…)。

ここで「そもそも本なんか読んだことない!」という方に関してですが。本屋に寄ったものの「わかんない!ビビッとこない!」という方に関してですが。マンガでもいいです。マンガだって本は本です。あと、教養本でも「マンガでわかる◯◯」とか、あったりしますよね。ほら、「マンガでわかる資本論」とか「マンガでわかるアドラー心理学」とか、そういうヤツ。そういうヤツでもいいですよ。もう少し活字にもチャレンジしたいなら、益田ミリあたりのコミックエッセイもおすすめです。ちょうどマンガページと活字ページがいい具合にが混ざっているので、読みやすいですよ。(マンガから)活字への橋渡しとしては、これ以上ないと思います。せっかくなので、自分なりの【本を読む楽しみ】を見つけられるといいですね。理想は【ミスドでコーヒーをおかわりしつつ本を読んでいたら、3時間経っていた】です。その状態まで持っていければ、無職生活もそれなりに楽しめるようになります。と同時に、「プロ無職」としてのベースも仕上がってきます(再就職は知らない…)。なお本のジャンルですが、転職本や意識の高い自己啓発本は要注意です。読んでいるうちに気が狂ってくることがあります(気分転換のつもりが、ヘンに現実に引き戻されてウヮァァァーーーってなったりします)。ですので、いったん読むのを控えるか、読むときは隣に別の本を用意しておきましょう。

6. 映像作品イッキ見(アニメ、ドラマ、映画など)

本もいいですが、暇つぶしなら動画もいいでしょう。暇に飽かして、アニメやドラマ、映画などをイッキ見するのもいいでしょう。近ごろはNetflix やFulu、Amazon prime video など、おあつらえ向きのサービスがたーくさんありますしね。まぁ、多少お金はかかりますが。それでも月数百円とか千円とかですしね。そんなに高くはないでしょう。………えっ、高い?――そんなことはないでしょう。だって、見放題ですよ!いくらでも見れるんですよ!それが、映画館1回分より安いくらいなんですよ!そういう人に限って、TSUTAYAで何本も借りた挙句、延滞料金とか払ってないでしょうね?(割とありそうで怖い)まぁ、いいや。どうしてもタダがいい!1円も払いたくない!という方は、Tver とか見ればいいんじゃないですかね。あと、GYAO! とかABEMA とかも、課金なしでそこそこ楽しめたりしますね。タダでも何だかんだそれなりに楽しめますよ(便利な時代です)。あとまぁ、YouTube なんかも面白いですよね。猫動画とか眺めているだけで、あいまいに時間は過ぎていきますもんね。本当に、娯楽が安い時代になりましたよ(無職に優しい時代です)。

7. 資格・免許、職業スキルの勉強

無職の皆さんは、基本的にはいつか再就職しなければならないと思います。もちろん玉の輿とか、投資で大当たりして引退とか、例外もあるにはありますが。多くの方にとってはそうだと思います。では、そういうときに武器として欲しいのは何?っていうと、資格や免許、職業スキルになる訳ですね。【これがあれば、とりあえず話は聞いてもらえる】ような資格・免許があれば、転職活動だっていくらかスムーズになるはずです。もちろん、勉強はラクではありませんがね。せっかく時間だけはあるんですから、勉強するに越したことはないですよ、というお話です。皆さんが就きたい仕事に合わせて、必要な資格なり免許なり、スキルなりを身に付けてください。もちろん独学でもいいですが。ハローワークで職業訓練をやっていたりもしますので、(失業手当の受給のついでにでも)チェックしておくといいと思います。

ただまぁ、就きたい仕事が決まっていないとか、普通に働ければどこでもいいとか、そういう方も多いですよね。皆がみんな、そう意識が高い訳じゃないですよね。ヘンに意識の高さを求められても、私にはちょっと………ってなっちゃいますよね。まぁ、それはそう…(私もそうだし)。で、そういう方はなるべく汎用性の高い資格、スキルを得るのがよいでしょう。まぁ、今の時代だったらTOEIC とかになるんですかね。英語が嫌いでなければ、頑張ってみるのも悪くはないと思います。あとはFPとか日商簿記とか、そんなもんですかね(意外と汎用性のあるものって少ない…)。不動産関係なら宅建士がありますけどね。あとまぁホワイトカラーではありませんが、フォークリフトの免許はラクに取れると聞きますね(な、な、なんと…!合格率99%とか!!)。人によってはそういうのもアリかと思います。あっ、クルマの免許を忘れていましたね。まだ取っていない方は取っておくといいかもしれません(ただ、教習料金が高いなぁ…。無職には厳しいかも)。もちろん、これまで述べてきたような具体的な資格・免許でなくてもいいです。具体的には「Windows のショートカットを1日1つ憶える」「Excel の関数を週に1つ憶える」とかでもいいと思います(というか、多くの人はこちらの方が役に立ちそう…)。ただ、具合が悪いとき(例えば、鬱のどん底とか)に勉強なんてできませんので。あくまで、具合が良くなってからでいいですよ。

8. 治験モニター(治験ボランティア)

無職の皆さんはお金が必要ですよね。でも働きたくないですよねっ!正直働きたくないですよねっ!いくら「勤労の美徳」なんて説かれても【働かずに食っていけたら、それに越したことはない】とは思いますよね。それが本音ですよね!よく「働かずして食うメシはウマいか?」とか言われますけれど、ウマいですよね、はっきり言って…。じゃああんた、子どもの頃に食ったメシはまずかったんか?学校帰りに友達と寄ったマックはまずかったんか?って、返したくなりますよね。まぁ、そんな感じで――。正直、近所のコンビニでマルチな労働をやって、最低賃金に近しいお給金をいただく…。そんな気が起こるかというと、起こらない方が多いと思います(起こる方はそれはそれで素晴らしいので、ぜひやってください)。

で、そういう方におすすめなのが「治験モニター(あるいは治験ボランティア)」です。治験モニターというのは、簡単に言うと【新薬の有効性や安全性を確認するために行う臨床試験の被験者】で、要するにお薬の実験台、モルモット役(えっ、言い方?)のことですね。だいたいは薬を飲んで、血抜いて、血抜いて、血抜いて、血抜いて………(えっ、表現?)っていう感じですね。あとは尿を採るとか、そんな感じ…。それで、無事にモルモット役を務めた方には、いくらかの謝礼(負担軽減費とも言う)が支払われます(特に「入院型」の試験では、それなりにまとまった金額になります)。細かい説明は省きますが、若くて健康で暇を楽しめる方、できれば(案件数の多い)男性にとっては、それなりにいい仕事なんじゃないかと思います。なお、ちょっと危ない感じもしなくはないですが、日本でフツーにやってる試験で重篤な副作用が出る、なんてことはほぼ100%ないです。「ちょっと頭が痛くなる」くらいはあるかもしれませんが、生命(いのち)に関わるような事態はまず起きないです。ご安心ください。

ちなみに、治験参加のタイミングに関してですが。真夏に参加すると「避暑」、真冬に参加すると「避寒」にもなります。ある程度まとまった日数(3週間とか、1か月とか)の入院試験であれば、季節の厳しい時期をやり過ごす手段としても結構有効です(電気代も抑えられます)。感覚的には、病院を"シェルター"代わりに使う感じですね。夏ごもり、冬ごもり、シェルター自主隔離。また入院期間中は、先ほど述べた【7. 資格・免許、職業スキルの勉強】にもピッタリです。これ以上ないくらいにピッタリです。だって考えてください。まとまった時間、空調の効いた部屋、勝手に出てくるメシ…、ですからね。この環境で勉強せずして、いったい何をするんでしょうか?家に居てもやる気が出ない…という皆さんにはちょうどいい機会です。ぜひやりましょう。

9. 料理(自炊)

料理、やってますか?仕事で忙しいときは、自炊なんてやってらんなかったかもしれませんね。しかし無職となれば、そんなこともないですよね。これを機に、料理(自炊)にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。料理というのは奥深いもので、いくらでも深められますよぉ~~~。上手いことやれば節約にもなりますし。

とはいえ。初心者にいきなり「やれ」「やってみろ」と言っても、なかなか難しいですよね。何をどうすればいいか分からない…。実際、家庭科の調理実習以外で包丁を握ったことのない人間が、すぐに老舗割烹の味を出せるようになるかというと、そんな訳はなく…。身の丈に合わないレシピは挫折のもとでしかありません(どうせ調理設備・道具も十分ではないでしょうし)。

ハードルを下げましょう。そんなに難しいことをしなくても、それなりにウマいものは作れます。いくつか具体的な例を出していきましょう。

・もやしと豚バラを皿に盛り、軽くラップをかけレンジでチン、ポン酢をドバー
・適当な肉に焼き肉のタレをぶっかけて炒める
・豚肉とキムチをただただ炒める(豚キムチ)
・鍋に味噌、冷凍野菜、豚バラを放り込んで煮込む(豚汁)
・袋麺に冷凍カット野菜を放り込んで煮込む(五目そば)
・百均のレンジ容器でスバゲッティを茹でて、野沢菜と明太子を乗っける
・チンした冷凍うどんに卵、ネギ、麺つゆをぶち込んで混ぜる
・炊飯器に米と鯖の水煮、だしの素をぶち込んでポチ
・炊飯器に水とコンソメ、野菜、ウィンナーを放り込んでポチ(ポトフ)
・ポリ袋にキュウリと塩昆布、ごま油を入れて揉み揉み

こんなもんでいいんです。こんなもんで十分ウマいんです。どうです?これなら、どうにかできそうな気がしませんか?ぶち込むとか放り込むとか、ちょっと煮るとか炒めるとか、そんな程度ですし。これなら、心折れずに何とか作れるんじゃないですか?あと、初心者には「Cook Do」とか「うちのごはん」とか、おかずの素を使うのもおすすめですよ。工数が少ないですし、味もバッチリ固定されてますので、まず失敗することがないです。はい、そういう感じで。いきなり難しいことはできませんからね。ちょっとずつ、できることからやっていく。ちょっとずつ、一段一段ステップアップしていく…。そういうことが大事だと思います。ネットでレシピを検索するときは、「簡単」とか「時短」とか付けて検索するといいですよ。特に工夫とかしなくても、何かいっぱい出てきますし…。まぁ別にノらなかったら、無理にステップアップしなくてもいいと思います(料理人じゃないんですから)。あくまで気の向く範囲でやっていきましょう。

10. 家の掃除、断捨離、身辺整理

せっかく時間があるのなら、家の掃除をするのもよいでしょう。部屋の埃を払って、いらないものを捨てる。これだけでも気分が大きく変わったりします。いわゆる断捨離まですると、お部屋も広くなりますしね。特に、再就職(転職)にあたって引っ越しをする方は、やっておくといいかもしれません(引っ越しの荷物は少ない方がいいですからね)。あと、思い切りたい方は「業者を呼ぶ」のも1つの手です。どこにでもいる、不用品回収業者ってヤツですね。呼んで、邪魔なものをどんどんトラックに積んでいきましょう。ポンポン、ポンポン…。その方が中途半端にやるよりスッキリしますよ。あと、売れそうなものを売れば、ちょっとは生活の足しになります。これを機に思い切ってみてはいかがでしょうか(ただし、このあたりの業界には「ぼったくり」や詐欺まがいのような業者も結構います。ですので、事前に複数社から見積もりを取っておくことをお奨めします)。

 

◯ 転職活動だけは気が滅入るぞ

ここまで、長々と暇つぶしについて書いてきましたが。何でこんなことを書いてきたかというと、転職活動だけしていると気(≒精神、メンタル)が滅入るからです。皆さんもありますよね。転職サイトばかり見ていて、キィエェェ――――――!ってなったことが。そうなんです。アレ、めっちゃ気に悪いんです。気にめちゃめちゃ負荷がかかるんです。無職の皆さんは、生活やキャリアの不安からいち早く就職したい!と焦りがちですが。かといって、ただひたすら転職活動だけできるかというと、それはそれで厳しいんです。だって皆さん。なったでしょ。キィエェェ――――――!って。転職サイトを眺めているうちに、キィエェェ――――――!ってなったでしょ。そりゃそうですよ。仕事内容が合わない、労働条件が合わない、応募資格に満たない…。こんなに求人はあるのに、何で受けたいヤツはないんだ⁉ってなりますもんね。それで、たまにあるビビッときた求人に限って、なぜかソッコーで書類落ちしますもんね。訳わかんないですよね。そりゃあ、転職サイトを2時間も物色していれば、誰だって気が狂いますよ。

だ・か・ら、適度に違うこと(=転職活動以外のこと)をやって、気分転換することが大事なんです。違うことをしましょう。それが(これまでしつこく述べてきた)暇つぶしです。無職生活を楽しむには、ちゃんと暇つぶしをすることが不可欠です。暇つぶしさえできれば、たとえ転職活動が長引いてもそれなりに何とかなります。無職生活は暇を楽しめた人、暇を活かせた人が勝ちます。転職サイトを眺めながら、アァーとかウゥーとか唸っていても勝てません。ちゃんと暇つぶしをしましょう。自分なりの暇つぶしを見つけて、暇を楽しんでください、暇を活かしてください。それが無職生活を充実させるとともに、長引く転職活動の支えにもなります。