画像:野洲市ホームページ
滋賀県出身の私が独断と偏見により厳選した、守山市・栗東市のおすすめ観光スポット10選をご紹介します!
だいたい、滋賀県で観光といえば、彦根とか長浜とかになりがちで…。守山市・野洲市なんて、正直あまりパッとしない…、かもしれませんが実は見どころはあるんです!京都や大阪からも近く、休日のちょっとしたお出かけにもピッタリなんです!
という訳で、今回はちょっとマイナーだけど楽しみがいのある、守山市・野洲市のおすすめ観光スポットを10選にまとめてみました。マイナー地域だからこそ、あえて取り上げてみました。それでは、順にみていきましょう!
① 東門院 |守山市
山がないのに「守山」、地元の人でも不思議に思う、その地名の由来となった場所がこの「東門院」です。正式名称は「比叡山東門院守山寺」。比叡山の東鬼門の守護のために、平安時代の延暦年間に創建されました。境内は、赤提灯の立派な仁王門に、石造の五十塔、どこか愛嬌のある石造蛙像など、小さいながらも見どころたくさん。どこか不思議でありながらも、どこか落ち着く空間となっています。また、護摩堂に安置されている、木造不動明王坐像は近江最大といわれ、国の重要文化財にも指定されています(堂内拝観は要予約)。そのほか、毎月17日には「門前アート市」が開かれ、多くの人々で賑わいます。
② 守山宿 町家 うの家 |守山市
(ちょっと評判がアレな)元内閣総理大臣 宇野宗佑氏の生家。現在は、造り酒屋だった旧宇野本家を改装し、市民交流・情報発信の拠点となっています。館内には、宇野宗佑氏・森口華弘氏の展示室のほか、近江牛レストランやカフェもあります。守山や宇野氏の歴史を学ぶこともできれば、まちなかでの「ちょっと一休み」にも使えますね(いや~、意外とないんですよ。こういう場所)。町家ならではの、落ち着いた雰囲気もいいですよ。守山の観光・まち歩きの拠点として、覚えておいて損はないです。
③ 守山市ほたるの森資料館 |守山市
守山市民運動公園内にある、ホタルの小さな資料館。入館無料。ホタルを中心とした生き物、自然に関する資料を展示しています。また、ホタルの飼育、1年を通しての生態観察が可能です。なお、資料館の周囲には、自然と共存した豊かな水辺環境「ほたるの森」があり、ホタルの飛翔シーズン(5月下旬~6月上旬)には幻想的な雰囲気に包まれます。普段は何てことのない、街の公園ですが。それが、奇跡のような“光の空間”へと様変わりします。やはり、ホタルのシーズンに行きたいので、時期は要確認ですね。
④ 守山市埋蔵文化財センター |守山市
守山市における、遺跡発掘調査・埋蔵文化財収集保存の一大拠点。入館無料。野洲川改修工事の際に偶然発見された服部遺跡の調査を契機に、昭和55年に整備されました。主に調査研究を目的とする施設で、展示スペースは小さいものの、収蔵品の質は高く市内はもとより県外からも多くの考古学ファンが訪れます。かなり通向けの施設ですが(決して観光向けではない)。我こそ歴史通、考古通という方はぜひ行ってみてください。きっと楽しめるはずです。もともと観光向けの施設ではないので、静かで空いているのもいいですね。たまには、静かに歴史を学ぶのもいかがでしょうか?
⑤ ファーマーズ・マーケット おうみんち 本店 |守山市
のどかな近江盆地を走っていたら、野菜やら果物やら買いたくなりますよね?そんなときにピッタリなのが、県下最大級の農産物直売所「おうみんち」です。大きいだけあって、年間で200種類以上の農産物が揃います。春はなばな、夏はメロン、秋はさつまいも…というように、いつ行っても旬の食材がありますよ。また、新鮮な農産物はもちろんですが。漬物やジャム、ジェラートなど、手作りの加工品の方も人気があります。琵琶湖名物、鮒寿司にチャレンジするのもいいかも…(無理はしないでいいです)。そのほか、地元の食材をふんだんに使用した、バイキング形式のレストランもありますよ。野菜料理が中心なので健康的、お値段の割には品数も多くて、結構おすすめです。
⑥ 佐川美術館 |守山市
守山市北部、琵琶湖のほとりにある美術館。その名の通り、佐川急便の創立40周年を記念して開館しました。主として、日本画家の平山郁夫と彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の樂吉左衛門の3巨匠の作品を展示しています。また、大きな水庭に浮かぶように建つ、切妻屋根の建築デザインから「水に浮かぶ美術館」とも呼ばれています。ちなみに、ここの隠れたウリは「茶室」です(*)。常識を覆す2つの茶室です。越前和紙の壁に煤竹の天井の「盤陀庵」、ヨシとヒメガマの水辺広がる「俯仰軒」。そのどちらも、新鮮ながらも落ち着く、不思議な空間となっています。非日常感たっぷりの施設ですので、日常を忘れたい方にはオススメです。
*茶室見学は要予約、別途料金が必要。
⑦ デジタルスタードーム ほたる |守山市
「琵琶湖マリオットホテル」に併設されたプラネタリウム。自慢の高性能映像システム「SKYMAX DS」と音響システム「5.1chサラウンドシステム」により、圧倒的な迫力と臨場感を実現しています。そのおかげか、シートに座りながらも、まるで世界や宇宙を飛び回っているような感覚になれます。また、名物「星のお兄さん」による爆笑プラネタリウム解説(マジでオススメ!)や、ホテルのマスコット「びわっちくん」による楽しい星座解説など、ユニークなプログラムも満載です。プラネタリウムなんてどこも同じ…、とは言わせない!創意工夫満載で、味のあるプラネタリウムです。
⑧ 銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館) |野洲市
歴史の教科書の割と前の方に載っているアレ、「銅鐸」が多数出土したことで知られる野洲市。そんな野洲市には、全国でも珍しい銅鐸をテーマにした博物館があります。その名もまんま「銅鐸博物館」。日本古代史の謎とされる銅鐸のルーツを探り、その真相解明に取り組んでいます。館内では、銅鐸の形や文様、製作年代ごとの特色などについて、事細かに興味深く説明しています。また、復元された銅鐸は実際に触ったり、鳴らしたりすることもできます。ちなみに…。勾玉や土器、はにわ作りなどの体験もあるので、お子様でも十分お楽しみいただけますよ(たぶん)。銅鐸が好きな人も、そうでない人も、ぜひ一度行ってみてください。
⑨ 兵主大社 |野洲市
「兵主大社」は野洲市北部、旧中主町にある神社で、平成30年には建立1,300年を迎えた歴史ある神社です。「兵主(つわもののぬし)」の神社ということで、中世には武士からの厚い信仰を集めました。祭神は大己貴命(別名:八千矛神)。社宝としては、源頼朝や徳川氏の武具が伝えられています。もう1つ。兵主大社は庭園が大変美しいことでも有名です。庭園は、池泉廻遊式と呼ばれる様式で、心字形の池、祠のある中島と石橋、出島、築山など、変化に富んだ造形美があります。心洗われる造形美があります。なお、庭園は期間限定の公開ですので、事前に下調べしておくことをおすすめします。
⑩ 琵琶湖グルメリゾート 鮎家の郷 |野洲市
全国の百貨店でもよく見る、「鮎家の巻物」でおなじみの滋賀の銘店「鮎家」。その鮎家グループの一大商業施設が「鮎家の郷」です。滋賀でお土産を買うならココ!というほどの品揃えが自慢で、湖魚の佃煮や近江のお漬物、地酒、お菓子など、滋賀の名産が一揃いします。おそらく「お土産過疎地」の滋賀で、ここまで揃うところってそうないんじゃないかな…?―個人的には、やはり佃煮系がおすすめですかね。貴重な琵琶湖の幸ですし、鮎家って佃煮屋さんのイメージですし…。そのほか、施設内のレストランでは、近江牛や琵琶湖の魚をふんだんに使った、近江料理を味わうことができます。旅の帰りにでも、ぜひ立ち寄ってみてください。
以上、ご紹介しました。行きたいところはありましたか?それでは、今回はこのへんで…。