ひきこもり科学館

つれづれなるままに、ひきこもり、硯にむかひて

地方民として、東京中心のテレビ局に物申す! ~山手線の駅名?知らんわ!

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ところで、皆さん。テレビって、見ていますか?―「毎日見ている」という方もいれば、「最近、あまり見てないなぁ~」という方もいるかと思います。なかには、家にテレビ自体置いていない、という方もいるとか、いないとか…。私は…というと、1人暮らしの寂しさを紛らわすためか、無意味に点けていたりします。ところで、前から思うのですが、テレビって、あまりに東京に偏りすぎていませんか?何か、何でも東京からの目線…というか。「我、東京こそが中心」みたいな…。そういう意識が透けて見えます(もはや、透けてもいないか)。まぁ、もちろん。ヒト・モノ・カネなど、あらゆる資源や資本が東京に集中しているので、仕方のない面もあるのですが…。とはいえ、ちょっと、あまりにヒドすぎるような気もします。という訳で今回は、私が地方民の1人として、東京中心のテレビ局にいろいろ物申したいと思います。

 

◯ キー局は皆、東京

日テレ、フジ、テレ朝、TBSにテレ東…。地上波民放キー局って、ぜーんぶ東京にありますよね。NHKだって、渋谷の放送センターがキー局みたいなもん、ですしね。そもそも本拠地が、みんーな東京のど真ん中にある訳です。これじゃあ、東京目線になるのも当然といえば、当然ですね。ニュースで「東京一極集中が懸念されています」と言いつつ、自らが東京一極集中を助長する存在となっています。

 

◯ 東京の天気、わざわざ全国ネットでやる?

テレビでは、なぜか関西でも、九州でも、東京や関東の天気予報を流しています。これって、意味があるのでしょうか?―もちろん、明日東京出張に行く、という人には役に立つでしょうけど…。大方の人にとっては、無意味な情報です。東京の天気は東京でやれよ、そうは思いませんか?関東以外の人なら、絶対に、一度は思ったことがあるはずです。何か、情報の扱いが違いますよね。情報の扱いに地域差がありますよね。まぁ、平常時はまだいいとして、それは災害レベルのときでもそうでして―。同じ大雨でも、東京に降るのと、関西に降るのとでは、ニュースの扱いが違うような…。同じ大雪でも、東京に降るのと、九州に降るのとでは、ニュースの扱いが違うような…。何か、東京の方が大騒ぎする閾値が低くないですか、という…。

◯ 東京のお店?知らんし、行けねーよ

テレビで紹介される流行りのお店、ブティックとか、レストランとか、カフェとか…。ああいうのも、だいたい東京ですよね。東京近郊ですよね。正直、地方に住んでいる身としては、知らんし、行けねーよ、と。バカにしてんのか、と。特に、ヒルナンデスとか、アド街ック天国とか…、全国ネットでやる内容か?と思ってしまいます。地方民にとっては、「GINZA SIX」とか、本当にどうでもいいです。「ジョナサン」とかいうファミレスも、都市伝説みたいなもんです。

◯ 山手線の駅名?知らんわ!

以前、クイズ番組を見ていたら、常識問題として「山手線の駅名」を答えさせる問題がありました。ただ、ここで1つ、疑問が湧いてきたのです。これって、本当に“常識問題”なのでしょうか?私には、そうは思えないのですが…。―確かに、東京近郊の人や鉄道オタクにとっては、常識なのかもしれません。しかし、それ以外の人にとってはどうでしょうか?―おそらく、常識ではないと思います。だって普通、日常生活圏外の駅って、あまり頭にないじゃないですか。地方の人が、品川なんかはいいとして、大崎とか、田町とか、知っていますかね?―たぶん、知らないと思います。じゃあ、東京の人は、大阪環状線や名城線の駅名を答えられますか?という話でして…。そういうことです。

 

◯ キー局は東京から出ていけ!(ついでに、地方創生も…)

東京中心、東京目線のキー局ばかり…。この状態では、東京と地方の情報格差はどんどん拡がってしまいます。さらに、こうした情報格差は、人口や所得など、ほかのあらゆる面での格差にも拡がってしまいます。だから、いっそのこと、キー局は東京から出て行ってください!北海道でも、九州でもいいです。引っ越してください!その方が、情報格差が縮まりますし、地方創生にもなります。東京からの情報は、もう飽きました。これからは、もっと地方からの情報が出てきてもいいと思います。北海道からアウトドア・レジャーの情報を伝えてもいいですし、九州から田舎暮らしの情報を伝えてもいいです。もっと地方から、面白いコンテンツが出てきてほしいと思います。例えば、「水曜どうでしょう」とか。ああいう、ゆる~い感じのバラエティ番組が、もっと出てきたらといいな~、と思います。カネじゃなくて、企画力がモノをいう感じの…ね?別に、ひな壇芸人がいなきゃ、番組が作れない訳じゃないでしょうし…。地方だからこそ、頭を使って面白い番組を作れる、そういうこともあるのではないでしょうか?

◯ 地方局の意味って…?

そもそもBS、CSがあって、ネットテレビもあるこの時代に、地上波テレビにこだわる必要性があるのか・ないのか、よく分からないのですが…。そのなかでも、地方局の存在意義って何なのでしょうね?―正直、あまりないような気がします。ただ、強いていうなら、ローカルな目線を持てる、ローカルな情報を集められる、そういうローカル性にあるのでしょう。となると、ただキー局の番組を流すだけでは意味がないよね、という話でして…。もっとローカルな番組を、作って、流していかなければなりません。今後は、もっとローカルな目線を活かすこと、もっとローカルな情報を発信することが求められます。例えば、「◯◯が地域初出店!」とか、「今年は、地場野菜の出来がいい」とか、そういうものはどんどん発信すべきだと思います。

 

◯ 地方局にも「中央目線」が…

ちなみに、地方局にもスケールは小さいものの、キー局と同じ「中央目線」があります。例えば、私は滋賀県の出身ですが、関西のテレビ局は明らかに大阪中心です。兵庫・京都はともかく、滋賀・奈良・和歌山の情報量は圧倒的に少ないです。ほとんど、無いようなものです。また、私は以前、佐世保に住んでいたこともあるのですが、長崎のテレビ局も明らかに長崎中心です。長崎に比して、佐世保の情報量は圧倒的に少ないです。人口規模、経済規模の差を考慮しても少ないです。そういう面では、ローカル局も大して変わらないのかもしれません…。考えてみれば、都道府県って、ローカルな情報を扱う単位としては中途半端に大きすぎますよね。うーん…。

以上、地方民がぐだぐだ言ってきました。何か、モヤモヤしたままの記事になってしまい、すみません…。ただ、もう疲れたので、今回はこのへんで。