◯ なぜ、傘と自転車はこんなにも盗まれるのか?
傘と自転車。
これは、大学で盗まれるものトップ2である。
気付いたら、なぜか消えているものトップ2である。
なぜ、一体なぜ、こんなにも盗まれるのか?
ほかのものは、そうそう盗まれないのに…。
この2つは、なぜこんなにも盗まれるのか?
謎である(というか、謎でしかない)。
そもそも、人の傘や自転車を盗むという行為は、法治国家日本において立派な触法行為である。
窃盗罪、あるいは占有離脱物横領罪が適用される、立派な犯罪行為である(←ここ重要)。
にもかかわらず、なぜ安易に盗もうという発想に至るのか?
はなはだ、理解に苦しむ。
そもそも、日本人はモラルが高い人々ではなかったのか?
テレビで、外国人が「日本では、落とした財布が戻ってくる!」と言っていたではないか⁉
それがなぜ…、こんなことになるのか?
財布は盗まないのに、なぜ傘や自転車は盗むのか?
その判断や価値基準が、私には分からない…。
まず、金銭的なメリットであれば、傘や自転車より財布の方が大きいはずだ。
ということは、おカネが目的ではない。
もちろん、なかには、ものすごく高価な傘や自転車もあるだろうが。
マニア垂涎の品もあるだろうが。
……そんなものは、ごく一部にすぎない。
ていうか、むしろ、安価なビニール傘やママチャリの方がよく盗まれている気がする(不思議なことに)。
では、なぜ盗むのか?
ひょっとして、傘や自転車に強い性的興奮を覚える、とでもいうのか。
例えば、女子高生の自転車のサドルをくんかくんかして、おっふ、むほぉ~~ぅほうほう、とでもいうのか。
それとも、新人OLの傘の柄を肛門に差し込んで、んふっ、ふんふんっ、あっはーーーん!とでもいうのか。
まぁ、あり得ないとは言い切れないが。
そんな特殊性癖、ごくごく一部の者に限られるだろう。
では、一体なぜ盗むのか?
単に、不意に雨が降ってきて、歩くのが面倒になって、ちょっと拝借したくなっただけなのか。
そうなのか?
そういうことなのか…?
だとしたら、あまりに動機が軽すぎる。
わざわざ、犯罪に手を染めるリスクにも見合わない。
いや、ひょっとして…。
雨に濡れると、肌が赤く腫れあがる病気にでもかかっているのか?
徒歩で500m以上移動すると、発作が起きて倒れる病気にでもかかっているのか?
だとしたら…、分からなくもないが…。
うーん…。
ちょっと無理があるかな。
仮に、そんな事情を抱える人がいたとして、傘や自転車を忘れる訳がなかろう。
ここで、根本的な疑問なのだが。
傘や自転車を盗むということに罪悪感はないのか?
良心の呵責はないのか?
日本でまともに教育を受けてきたなら、「ある」はずと思うのだが。
どうも…、「ない」方がそれなりにいるようだ。
もしかして…。
金銭的な価値がないから(盗んでもいい)、ほかの人もやっているから(盗んでもいい)、とでもいうのか。
だとしたら、とんでもない話である。
しかし、犯人たちには、どうもそういう感覚があるようにみえる。
なぜ、こんなにも軽いのか?
傘と自転車については、なぜこんなにも罪の意識が軽いのか?
ほかのものは盗もうとしないのに。
なぜ、傘と自転車になると、こうも簡単に盗もうとするのか。
不思議な話である。
ここで、もう少し頭を柔らかくして考えよう。
ひょっとしたら、傘と自転車については、「所有」という概念が希薄なのかもしれない。
何せ、こうも簡単に盗むのである。
そもそも誰かの所有物である、私有物である、という認識が欠如していないとできないのではないか。
逆に、この見方であれば、これだけ盗まれる理由も納得できるような気がする。
何しろ、人のものを盗んでいる、という認識が生じ得ないのだから。
まぁ、分からなくもない。
しかし、「所有」という概念が希薄だとして、それはどういう状態になっているのか。
ひょっとしたら、彼らにとって、外にある傘と自転車はシェアするもの、という認識なのかもしれない。
道端でちょっと借りて、用が済んだらサッと返す、そういうものなのかもしれない(その割には、返ってこないな~)。
つまり、傘と自転車は、(私的財ではなく)公共財、公共インフラのような位置づけなのだ。
うーん…。
確かに、今の時代はミニマリスト、シェアリングエコノミーなど、非所有化、共有化の流れが進んでいるし…。
そういう考え方も、悪くはないと思うのだが。
ただ、それならそれで、社会での合意形成が必要だよね、と。
そういうやり方でやっていこう、という合意形成が必要だよね、と。
そうでないと、私のような人が怒りだす訳でして…。
私はシェアした覚えはない!とか言いだす訳でして…。
難しいですよね。
さてさて…。ここまで書いてオチもなにもないし、どうしましょうか。
盗難対策について、軽くまとめますかね。
◯ 傘と自転車の盗難対策について
ではでは、傘と自転車の盗難対策について、軽くまとめましょう。ここでは、【傘・自転車共通】【傘のみ】【自転車のみ】の3つに分けてまとめています。
【傘・自転車共通】
- あまり高価なものは持たない。
- デザインに特徴のないものは持たない。
- 人目のない場所に置かない。
- 記名する(名前の代わりに、「◯◯警察署」と書くのも有効)。
- 防犯アラームを取り付ける(そこまでしたいなら)。
【傘のみ】
- 傘立てに入れず、なるべく室内に持ち込む。
- 折り畳み傘を持ち歩く。
- にわか雨(一時的な雨)のときは要注意。
【自転車のみ】
- 必ず施錠する。
- 鍵を2つかける。
- なるべく強力な鍵(太めのU字ロックなど)をかける。
- 鍵はホイールとフレーム、両方に通す。
- 「地球ロック」(ポールや柵、木など、物理的に動かせないものに施錠すること)を行う(*)。
*道路標識などの公共物、民家の柵などの私有物に施錠するのは、法律的にグレーゾーンですので、ご注意ください(ただ、駐輪場のなかであれば、ほぼ文句は言われないかと…)。
まぁ…、こんなもんですかね。別に、全て実践する必要はありませんが、何か1つでもやってみてください。最後に、盗難対策に使えるグッズでも、サクッと紹介して終えますかね。
◯ 傘と自転車、盗難対策おすすめグッズ
ではでは、盗難対策に使えるおすすめグッズを3つほど、サクッと紹介します。気が向いたら、買ってイイよぉー?
① オシャレな傘用フック
オシャレな傘用のフックです。これがあれば、傘立てに頼らず、自分の目の届くところに傘を掛けることができます。
② 強固なU字ロック
安くて強い、自転車用のU字ロックです。これがあれば、盗難リスクはかなり減るはずです。
③ 犯人を威嚇するアラームロック
振動を感知して、警告音を発するアラームロックです。犯人を音で威嚇するとともに、周囲に犯行を知らせます。