ひきこもり科学館

高学歴こじらせニートが、日々思い付くまま、あれやこれや書きます。

【部活動不要論】部活動って意味あるの? 実は「やりたくない」って人も多いのでは?

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ところで、皆さん。皆さんは中学生や高校生のとき、何の部活動に入っていましたか?―野球部でしょうか、サッカー部でしょうか、それとも吹奏楽部でしょうか…?とにかく、何かしらの部に入っていた人が多数かと思います。一般に、日本の学校は部活動が非常に盛んです。学校生活において、実に多くのウェイトを占めています。おそらく、中学生や高校生のころは「勉強以外は部活しかなかった」という感覚の人も多いでしょう。そのため、多くの人にとって部活動の経験は、(楽しいことも辛いことも含め)かけがえのない思い出となっていることかと思います。

しかし、今思えば、何で部活動にあんなに打ち込むことができたのでしょうか?そもそも、部活動って何の意味があったのでしょうか…?曲がりなりにも大人になった今、あらためて考えると非常に不思議なことです。もし、仮に今から学生時代に戻ることができたとして、私は同じように部活動に打ち込んだでしょうか?おそらく、そんなことはないでしょう。なぜかって…?正直、やりたくないからです。あまり、やる意味があるとも思えないからです(全くもって無意味、とまでは言いませんが)。

そもそも、部活動って必要なのでしょうか?無理をしてまで、やらなければならないものなのでしょうか…?―私は、そんなことはないと思います。そこで今回は、今の部活動の問題点を指摘しながら、部活動不要論(正確には、「無理にやらなくても構わない」論かな?)を展開していきたいと思います。

 

① 日本の学校は部活動を「やりすぎ」

まず、日本の学校は部活動の「やりすぎ」です。毎日放課後、日が暮れるまで当たり前のようにやっています。大体、18時や19時まで、学校にいることもザラにあります(これって、下手なサラリーマンより帰りが遅いですよ)。さらに、土曜・日曜にも活動があったりします(この場合、いつ休むのでしょうか。週休1日?0日?)。

これは、客観的に見て「やりすぎ」ではないでしょうか?明らかに、拘束時間が長すぎぎるのではないでしょうか…?こんなに長いと、運動部ならばヘトヘトになること間違いナシです。文化部だって、それなりに疲れるかと思います(疲れのタイプは異なるかもしれませんが)。これでは、とても家に帰ってから勉強するような気力・体力は残りません。私は以前塾講師をしていたとき、(部活動による)疲労困憊で、明らかに「取るもの手につかず」な生徒さんをよく見ました。これは、実際に学業に支障をきたしている、という現状を表しています。つまり、今の部活動のあり方では、消耗が激しすぎるのです。

 

② そもそも、全員がトップを目指す必要があるのか?

現状、日本の学校のほとんどの部活動では、(実現性はともかくとして)「全国優勝」がスローガンとして掲げられています。つまり、<トップを目指す>ことを目的としています。しかし、ここで1つ疑問が湧いてきます。果たして、全ての部が<トップを目指す>必要なんてあるのでしょうか?

実際、<トップを目指す>ということは、(よっぽど器用な人でない限りは)他のあらゆることを犠牲にする覚悟が求められます。部員全員にそのような覚悟を強いるのは、本当に望ましいことなのでしょうか?さらに言えば、そもそも部員全員が<トップを目指す>ことなんて、望んでいるのでしょうか?―おそらく、そんなことはないはずです。当然、「勉強は犠牲にしたくない」人は多いでしょうし、「大会の結果より、活動を楽しむことの方が大事」という人もいるでしょう。こうした人たちの意思は、無視してもいいのでしょうか?もし無視してしまえば、彼らにとって、部の居心地は大変悪いものになってしまいます…。

また、部の人的資源(顧問、部員など)や物的資源(設備、資金など)の制約から、端から「全国優勝」の実現性が著しく低い場合もあります(むしろ、それが多数派だと思います)。そのような場合に、<トップを目指す>方針をとることには、一体どれほどの意味があるのでしょうか?むしろ、他の方向にエネルギーを向けた方が、いいのではないでしょうか?例えば…、

  • 体力づくり
  • 思い出づくり、友達づくり
  • 関連資格の取得 例)美術部→色彩検定/科学部→危険物乙4
  • 関連技能の習得 例)美術部→illustrator/写真部→photoshop

など、いろんな方向性が考えられます。この方が、パフォーマンスも上がるかと思います。

したがって、私は必ずしも全ての部(部活動)が<トップを目指す>必要はない、と考えています。大会の結果よりも、体力づくりや思い出づくりを優先する部があってもいいと思いますし、関連資格の取得を優先するような部があってもいいと思います。実際に、そのようなニーズはあるはずです。しかし、そのような方針を掲げる部は、現時点ではほとんどありません。そのため、部の方針に合わない人はどうしても出てきます。そのような人は、部にいても居心地が悪いでしょうから、無理に参加しても不幸になるだけだと思います。

 

③ もっと、多様な経験が必要では…?

現状、日本の中学生や高校生の多くは、「勉強&部活」が生活の大半を占めています。もうこの2つしかない、といっても過言ではないほどです。しかし、それだけでいいのでしょうか?「勉強&部活」の枠にとらわれない、もっと多様な経験が必要ではないでしょうか…?―例えば、法律や会計、プログラミングなど、学校では扱わない勉強に取り組むのはどうでしょうか。アートや創作活動に取り組むのはどうでしょうか。長期休暇中なら、海外旅行に行くのも1つだと思います。このように、学校の「勉強&部活」以外にも、やれること(やった方がいいこと)はたくさんあるはずです。「学校で勉強をして部活をして、後は寝るだけ」では、かえって視野が狭まるのではないでしょうか。もっと、広い視野を持つべきです。

 

④ そもそも、部活動じゃないと「できない」ことって何?

もちろん、部活動を通じて得られるものはたくさんあります。例えば、能力的には体力やチームワークが得られるかもしれません。経験的には、思い出や達成感が得られるかもしれません。そういう意味では、部活動は大変意義のあるものといえます。しかし、それらは部活動によってのみ、得られるものでしょうか?―そんなことはないはずです。体力ならジムに通えば身に付きますし、チームワークも学校の他の活動(体育祭や文化祭など)で十分に身に付きます。思い出や達成感も同様です。したがって、部活動はあくまで手段の1つに過ぎないのです。部活動じゃないと「できない」ことなんて、そうそうないのです。にもかかわらず、あまりに部活動に縛られすぎではないでしょうか。

 

⑤ 実は、「やりたくない」って人も多いのでは?

実際、今も部活動を続けている人のなかには、本当は「やりたくない」と思っている人も多いのではないでしょうか?かくいう私も、高校時代は嫌々ながら、惰性で部活動を続けていた1人です。今思えば、私は(学校の方針で)強制入部だったから入ったのであって、あまり積極的な動機はなかったように思います(*)。このようなケースは、決して少なくはないでしょう。実際に退部する人以上に、「やりたくない」「辞めたい」と思っている人は多いはずです。

*ちなみに、私は中学時代、特に入りたい部がなかったので「帰宅部」でした。

 

⑥ パワハラ、いじめに遭いやすい

はっきり言って、部活動ってパワハラ、いじめの温床になっていますよね。何せ、人間関係が濃密で、閉鎖的ですし。上下関係が強くて、同調圧力も強いですし。その上、変な根性論もまかり通りやすいですし…。部活動って、人間社会の悪いところがすごく出てきやすいです。そのために、本来楽しいはずの活動が、辛く苦しいものになってしまっている…、そんな人も少なくないのではないでしょうか?これでは本末転倒ですよ。ダメですよ。そんなひどい目に遭ってまで、やるようなものではないですよ。

 

⑦ そもそも、部活動は「自主的な」活動であるはず

そもそも、部活動は「自主的な」活動であるはずです。つまり、参加したい人のみ参加するもの、ということです(学校によっては、参加を義務付けているところもありますが、本来は「おかしい」と思います)。「やりたくない」と思えば、やらなければいいのです。わざわざ無理をしてまで、やる必要はありません。その方が時間を有効活用できると思います。

 

(おわりに)

確かに、部活動は大変意義のあるものです。私も、現役時代は素晴らしい経験をしたと思っています。それ自体は、決して否定するつもりはありません。しかしながら、部活動が人によっては、上手くマッチングしないのも事実なのです。また、今の部活動のあり方に大きな問題があるのも事実なのです。そのために、部活動をやっていても、ただただ辛いだけ…になってしまうこともあるのです。残念ながら、そういう場合もあるのです…。それで、もしそういう場合にあるなら、無理に(部活動を)やらなくてもいいのではないでしょうか?その方が、本人の幸せにつながるのではないでしょうか…?私はそのように思っています。それに、本来、部活動は「自主的な」活動なのですから。

以上、ぐだぐだと書いてきました。それでは、今回はこのへんで。

(参考文献)