ひきこもり科学館

つれづれなるままに、ひきこもり、硯にむかひて

ニートは暇じゃない、働いてないと暇なんて「暇つぶしスキル」低すぎ!

f:id:neetland:20190407091811p:plain

世間のニート(*)に対する風当たりは厳しい。
「お前は、何をやってるんだ!」
「この穀つぶしが」
「ご近所に顔向けできないじゃないの」
「これ以上、心配させないで」
etc…。

*ニートの定義はまちまちであるが、本記事では、「(特に事情もないのに)いい歳こいて働かない人」とでも受け取っていただければ結構である。


もちろん、このような風当たりも、ある程度は致し方がない、受け止めざるを得ない面もあるとは思うが。
我々も、深く反省し、行動を改めなければならないという面もあるとは思うが…。

ときどき、こんなことを言ってくる輩がいる。

ニートって暇じゃないの?

この部分だけは反論させてもらおう。
→ 暇じゃない。

じゃあ、働かないで、何してるの?
→ 何かいろいろしている(たまに、してないときもある)。
こんな生活を続けてて、嫌になんないの?
→ ならない(家計事情は別として)。
そんなの、暇すぎて死んじゃうよ⁉
→ 死なない(現に楽しく生きている)。

えー、ここでひとこと言いたい。
だいたい、働いてないと暇なんて、お前はどんだけ「暇つぶしスキル」が低いんだ⁉

私なんか、見たいアニメが山ほどあるのに。
読みたい本だって山ほどあるのに。
行きたい場所だって山ほどあるのに…。

逆に、お前は仕事ばかりして、ほかに何もしてないのか?と。
会社から帰ったら寝る…、以外に何もしてないのか?と。
(えっ、寝る時間もないよ⁉というブラックジョークはいらない)

むしろ、そちらの方が心配になる。

えっ、えっ…?
あなたはそれで(人生)楽しいの?
あなたはそれで生きていけるの?
あなたは、何をエネルギーにして生きてるの?

それが(つい最近までニートだった私の)素直な感想である。

えっ、何?
仕事と趣味がバッチリ一致する、稀有な人ですか?
やりたいことがそのまま仕事になっている、とか、そんな人ですか?

そんなこと、ないですよね?
(「ある」という方は、ものすごく幸せな人です。スルーしてください)

じゃあ…。
そんなことない大多数の人は、何をエネルギーにして生きているのか…?

うーん。
………。
分からない。
不思議でならない。

それとも…、あれか?
カネか?
でも、使う暇がなきゃ、意味なくない?
まさか、ひたすら老後に備えてるの(長すぎ)?

やっぱり、分からない。

たまーに。
家に帰ってもやることないし、会社に残って仕事でもしてた方がマシ…、などとのたまう輩がいるが、私には信じられない。

家に帰っても、やることない………⁉

はぁ?
はぁ~~~~~~⁉
である。

じゃあ、我らがニート、ひきこもりたちはどうなるんだ?
日々年中無休で、自宅警備を続けているニート、ひきこもりたちはどうなるんだ?
自慢じゃないが、我々は現に楽しく(家のなかで)生きているぞ!
寝ぼけたこと、抜かすんじゃねぇーよ!
と言いたくなる。

何せ、“家に帰ってもやることない”人たちですからね。

我々サイドにとっては、
まさか、こんな人たちが世のなかにいるとは…。
ここまで来ると、もはや別の宇宙に生きる人にしか見えない。
となる訳でして。

これはもう、完全なる価値観の対立であろうと。
水と油、宗教戦争が起こるレベル…、であろうと。
これこそが、本記事のテーマであり、ニートと非ニートの埋まらない溝なのかと。
そう思うのですよ。

いや、だって…。私なんか、
サイゼリヤで昼メシを食って、ドリンクバーを頼んで、本を読むだけで4時間はつぶせますからね?
銭湯でいろんな浴槽に入って、上がってコーヒー牛乳を飲むだけで、2時間はつぶせますからね?
夜中に、近所の高台の公園まで歩いて、夜風に吹かれながら夜景を眺めるだけで、1時間はつぶせますからね?

何なら、このブログに、こうやって訳の分からない文章を書き連ねるだけで、1日はつぶせますからね???

暇をつぶせない、なんて一体どういうこと?な訳ですよ。
考えられない訳ですよ。

何ですか?
あなたは、ネット環境のない座敷牢にでも閉じ込められているの?と。
そんなこと、ないでしょ?と。
じゃあ、暇なんかいくらでもつぶせるでしょ?と。
そう思う訳ですよ。

が、しかし…。
世のなかには、そうはならない人もいるのかもしれない(以下、参考記事)。

www.goodbyebluethursday.com

果たして、「暇つぶし」というものに才能など要るのだろうか?
(私には)にわかには信じがたいが、要るのかもしれない。

あなたはどうだろうか?
ある日、突然休暇を与えられて喜ぶだろうか、それとも(暇をつぶせなくて)困るだろうか?
まぁ、本ブログに辿り着くような皆さんは、前者がほとんどでしょうけれど(何となく。違ったらゴメン)。

もし、後者の方がいらっしゃるなら、以下の記事をぜひご覧になってほしい。
これで、休日だろうが、

www.eternalcollegest.com

平日だろうが、

fujipon.hatenablog.com

暇を持て余して、困ることはなくなるはず…(ていうか、その暇私にください)。

まぁ、何も無理に新しいこと・珍しいことをしろ、とは言わないが。
普段とは、ちょっとだけ違うことをやってみるのもいいかもしれない。

例えば…、
・普段行かないけど、ちょっと気になっている洋食屋に入ってみる。
・人気の少ない、小さくてマイナーな博物館・美術館に入ってみる。
・「一人カラオケ」で、自分の好きな曲を好きなように歌ってみる。
・自分の着ないタイプの服を買ってみる。着てみる。
・部屋に観葉植物を置いてみる。
などなど。
何か、気分の変わるようなことをしてみるのもいいかもしれない。

単に、暇つぶしというだけではなく…。
新たな発見があるかもしれませんよ?

新たな世界が開けてくるかも…、しれませんよ?

あと1つ。
長く付き合える趣味が1つでもあるといいかもしれない。
できれば、時間を無限に溶かす感じのヤツで。

例えば、私の場合は読書がそうだ。
これは時間を無限に溶かす割に、そんなにお金がかからない、息のなが~い趣味である。

まず、世のなか、いろんな本が出回っているし、(一生かかっても)読みたい本が尽きることはない。
その一方、新本は少し高いかもしれないが、中古で買ったり、図書館で借りたりすればそんなにお金はかからない。
これほどまで、息の長い趣味があろうか、といったところだ。

その上、(本のジャンルにもよるが)知識や教養も付くし、思考や感性も豊かになるし…。
人生全体をより豊かにしてくれる。

あるいは。
逆に、このブログのように、自分で文章を書いてみるのはいかがだろうか?
この手の「物書き」も、時間を無限に溶かしてくれる割に、お金はほとんどかからない。

別に、書く媒体、書く内容は何でもいいと思う。
ブログでも、twitterでも、原稿用紙でも。
小説でも、詩でも、論説でも…。
何でもいいと思う。
自分が書きたいものを、書きたいように書けばいいと思う。

ちなみに、この手の「物書き」はお金がかからないどころか、お金を稼いできてくれることもある。
例えば、この地味なブログも、貼ってある広告がたまーにクリックされて、ちょっとした「お小遣い」が入ってきている。
自分が書きたいように書いたもので、お金が入ってくる、というのは素晴らしいことではないだろうか?

ただ、「物書き」はあくまで一例であって…。
ほかにも、料理やクラフト、園芸など、創作系の趣味は時間を無限に溶かしてくれることだろう。

という訳で、ここで言いたいのは…、
つぶせない暇なんてねぇーんだよ!
暇で困ることなんてねぇーんだよ!
ということだ。

もし困るとしたら、
お前の「暇つぶしスキル」が低すぎるんだよ!
ということだ。

長年のサラリーマン生活で感覚がおかしくなってしまったのか知らないが、つまりはそういうことだ。

だから…。
家に帰ってもやることない、などとのたまっていた方は、ちょっと反省してほしい。
そして、普段とはちょっと違うことや、新しい趣味に挑戦するなどして、感覚を取り戻してほしい。

それで、だ。
長年、ニートやニートに近しい生活を送ってきた私には分かる。
ニートは飽きないし、嫌にはならない。
いくらでも、楽しく生きていける(以下、参考記事)。

nyalra.hatenablog.com

たまーに、(ニートなんて)暇すぎて死ぬよ、などと言うヤツもいるが。
はっきり言おう。
死なない。
絶対に死なない(逆に、働きすぎて死ぬことはごまんとある)。
そんなのは、暇のつぶし方を忘れたサラリーマンたちの戯言でしかない。
現代企業社会に毒された、かわいそうなサラリーマンたちの戯言でしかない。

本来、暇なんていくらでもつぶせるはずなのに。
暇で困ることなんてないはずなのに…。
働きすぎて、“働いてないと暇”なんて訳の分からないことをのたまうようになるのだ。

何ということか。
これだから、定年退職後、老後の楽しみも見つけられず、枯れていくようなおっさんになってしまうのだ。
そして、妻に愛想を尽かされたり、早くからボケてしまったり…、といった残念な結末を迎えてしまうのだ。
そういう意味では、かわいそうなのは(ニートではなく)彼らなのかもしれない。

私は決してニートを礼賛したり、サラリーマンをdisったりしたい訳ではないが。
暇のつぶし方という点においては、ニートの方に分があるように思う。
ニートの方に見倣うべきところがあるように思う。

とはいえ、全くの無収入生活も苦しいので…。
適度に働き、適度に休み、適度に遊べるバランスのよい生活をしたいものだ。
正直に言って、1日8時間、週5日も働くのはツラすぎる。
本当にツラすぎる。
時短勤務、週休3日制、リモートワーク、フリーランス、副業・兼業etc…。
もっと多様な働き方が、世のなかに広まっていってほしいものだ。

さてさて……。ニートの素晴らしき日常を描いたマンガといえば、吉田覚の「働かないふたり」が有名だ。対人恐怖症の妹・春子と、器用で社交的だがなぜか働かない兄・守。この2人のゆるく微笑ましいニートライフは、多忙すぎて日々の楽しみを忘れがちな現代人への強力な処方箋となろう。