ひきこもり科学館

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大学首席卒業者が教える, 学業成績・GPAを飛躍的に上げる7つのステップ

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日々勉学に勤しむ大学生の皆さん、こんにちは。そうでない大学生の皆さんもこんにちは。突然ですが朗報です!今回は、かつて大学を首席卒業(=累積GPA1位で卒業)した私が、皆さんの学業成績・GPAを飛躍的に上げる7つのステップを伝授します。実に素晴らしいノウハウを伝授します。これを読めば、皆さんの成績もグングンupすること間違いナシ!これを読んで、皆がビックリするような成績を取りに行きましょう。成績に悩みがある皆さん、どうしてもGPAを上げたい皆さんは必見!さぁ、続きを読むのです!ていうか読め!!

※ 注意事項(お話の前提)
・ちなみに、私は某地方の公立大学の社会科学系の学部・学科を卒業しています。偏差値的には中堅・そこそこ、分野的には政治・経済、社会、文化…、社会科学系を全部ごった煮にした感じです。大体イメージできますでしょうか?
・なかには、「何だ、東大じゃないのかよ」「Fランか?」などと思われる方もいるでしょう。しかし、東大だろうが帝◯平成大学だろうが、やること自体はあまり変わらないと思います。むしろ中庸なステータスの方が、皆さんの多くにも当てはめやすいかと。
・当然ながら、大学学部・学科によってある程度効果の出方、出やすさは変わってきます。やり方・スタイルは、各自ちょうどいい塩梅を模索してください。

 

ステップ1:戦略的に履修登録せよ

先に言っておきますが履修登録はめちゃくちゃ大事です。ある意味、履修登録が運命を分ける、と言っても過言ではないほど大事です。だから、履修登録の時点で勝負は始まっていると考えてください。ここで成功するか失敗するかが今後の状況を大きく左右します。したがって、よくよく考えて戦略的に履修登録することが大切なのです。ちなみに。たまーに、履修登録そのものを忘れる方もいますがそれは論外です。必ず忘れずにしてください。今はできないという方も登録期間だけは先にチェックして、スケジュール帳なり何なりに書き込んでおいてください。もし履修登録のやり方で分からない(?)ことがあれば、事務なり友だちなりに訊いてください。訊いておいてください。とにかく期間内に登録するのがミッションです。期間を過ぎてから泣きついてもダメです(風の噂ですと、たまーに事務が助けてくれる事例もあるようですが。当然助けてくれない事例もあります。いいか?最初から奇跡を狙うな)。

1) 徹底的に情報収集を

履修登録には情報が大事です。まずは情報、徹底的に調べてください。少しでも履修する可能性のある科目は徹底的に調べましょう。そのためには、まずはシラバスです。シラバスは舐め回すように見てください。それこそ、鉄ちゃんが時刻表を研究するようなまなざしで見てください(コレ常識)。講義内容はもちろん、評価方法、配点までしっかり確認するのがポイントです。ちなみに、各科目は評価方法や配点によって以下のタイプに分けることができます。

a. 定期試験のみ(平常点なし)タイプ

定期試験のみで評価するタイプ。講義への出席や課題の提出が求められない分、普段は非常にラクに過ごせる。上手く要領よくやれば、講義に出ずに単位を取ることもできるが、試験一発勝負なのでその分単位を落とすリスクも非常に高い。

b. 定期試験重視タイプ

定期試験の配点が大きいタイプ。普段は比較的ラクに過ごせる。ただし試験のウェイトが高いので単位を落とすリスクもそれなりに高い。

c. 平常点重視タイプ

平常点(出席、レポート等)の配点が大きいタイプ。講義への出席や課題の提出が求められるため普段から忙しくなる。その代わり、定期試験で失敗しても単位を落とすリスクは低くなる。

d. 平常点のみ(定期試験なし)タイプ

平常点のみで評価するタイプ。普段は課題やら何やらで大変だが試験勉強がないので後々ラクになる。ただし「レポート一本勝負」など多少リスクの高い講義もある。

個人的にはそれぞれのタイプをバランスよく、時間割に組み込むことをおすすめします。ただし、試験一発勝負が得意な方は「定期試験のみor重視タイプ」(a. or b. )を多めに、平常点の積み上げが得意な方は「平常点のみor重視タイプ」(c. or d. )を多めに、というように人によってちょうどいい塩梅があるとは思います。そのへんは各自様子を見ながら調整してください。

次に口コミ。お友達やサークルの先輩などから講義の評判を聞き出してください。「あの講義は取りやすい」「テストは◯◯から出た」「レポート課題が難しい」などなど…。シラバスには載らないナマの声を拾い集めるのです。ちなみに、講義の口コミは「みんなのキャンパス」というWebサイトにも載っていることがあります。こちらも参考にしてみてください。

2) バランスのとれた時間割を組もう

ある程度、情報取集ができたら時間割を組んでください。その際には次の3つのポイントを意識してバランスよく組むとよいでしょう。これで大きな失敗はなくなるはずです。

(講義に出やすいこと)

単位取得の第一歩は講義に出ることです。逆に言えば、講義を休みがちになると何かと危うくなってきます。したがって、時間割は無理なく出席できるように組むのが基本です。時間割は詰めすぎず空けすぎず、バランスよく組んでください。日によって午前だけ、午後だけとか、水曜日は全休とか。いろいろありますよね。また、いわゆる「フルコマ」(時間割を1~5限目まで全て埋めること)はできる限り避けてください。はっきり言ってしんどいです。(一部の体力バカ以外は)やめておいた方がいいです。そのほか朝がツラい、しんどい…という方は1限目を避けるのも1つの手です。あるいは1限目は出席点のない講義を履修する、というのも1つの手です(えっ、2限目も避けたい…?いいけど。単位数が足りるか、ちゃんと確認しろよ~~~)。とにかく、講義への出席にムダな体力・気力がかからないようにするのがコツです。 なお(昼夜逆転生活など)そもそもの生活リズムが崩れると、講義にも出にくくなりますので…。なるべく安定的なリズムで生活することをお奨めします。

※ 講義への出席率は、各人の生活状況や生活習慣に左右される面があります。そのためか、【そもそもの生活に困難を抱えているために、出席できない】という方も少なからずいます。例えば「鬱がひどくて家から出られない」という方は、まずはそちらの治療を優先してください。場合によっては、休学なども検討した方がよいかもしれません。

(「ラク単」の多いこと)

やはり、学業成績・GPAを上げるには「ラク単」(ラクに単位が取れる科目)を取りに行くことです。「ラク単」を取りに行きましょう。逆に言えば、成績評価の厳しい科目は避けた方がよいということです(もちろん必修科目などは仕方ありませんが)。なお「ラク単」を含め、成績評価の難易度については学生の間で必ず話題になりますので、普段から聞き耳を立てておいてください。 

※ なお「ラク単」に似た概念として「ラク先」(ラクに単位が取れる先生)というものもあります。これは成績評価の難易度が(科目というよりは)教員によるところが大きい、ということを示唆しています。

(適度に自分の興味・関心に合うこと)

大体何でもそうですが、好きな勉強ははかどり、嫌いな勉強ははかどりません。それは大学の講義においても一緒です。好きな分野の講義であれば、多少難しい試験やレポートが出ても割と何とかなります。しかし、嫌いな・興味のない分野の講義となると、ただイスに座っているだけで苦痛、つらい、やっぱ無理!にもなりかねません。そのため時間割を組む上では、適度に自分の興味・関心を優先させることも大事なのです。時間割を組むときは、好きな科目、興味のある科目を中心に組んでいきましょう。基本的には、自分の好みや感性を優先していただければOKです。多少難易度の高い科目でも、好きな分野であればチャレンジしても構いません。ちょっと難しいかな?という科目でも、興味やビビッとくるものがあれば、ぜひ「チャレンジ枠」として履修してください(各学期2~3科目くらいはあってもいいかな?)。その方が不思議と勉強にも張り合いが生まれていきます。何でも「ラク単」で固めればいいという訳ではないのです(固めてもいいですが、たぶんつまんないと思う…)。シラバスを舐め回していれば、大体の好き嫌い、興味のあるなしは判断できますので…。ぜひ舐め回して判断ください。

※ 自分の好きな科目を選択できる、これは大学のいいところの1つです。皆さんはこの自由を存分に楽しんでください。ていうか楽しまないと損ですよ!
※ どんなに調べても好きな科目がない!という場合に関してですが。その場合はひょっとしたら入る学部・学科を間違えたのかもしれません。

3) 履修取消も選択肢

ときどき講義を受けているうちに、あれ?何か違うぞ?と思うことがあります。例えば、

・講義内容が難解すぎた、自分のレベルには合わない
・課題が多すぎてしんどい、単位取得に時間や労力がかかりすぎる
・講義内容にイマイチ興味が持てない、思っていた内容と違った

といったケースです。このような場合は「履修取消」も1つの選択肢となります。「履修取消」とは、ある特定の期間に履修科目を取り消すことができる制度のことです。つまり、簡単に言うと「なかったことにする」というヤツです。なかったことにする…。戦略的撤退ですね。どうしても無理ィ!と思ったときは、この制度を活用してみてください(ただし、取得単位数が減るのでご注意ください。乱用すると、戦略的撤退も戦略的ではなくなります)。

 

ステップ2:平常点を確実に取りに行け!

一発勝負の定期試験に比べて、平常点(出席・レポート等)は安定的に得点することができます(ちゃんとやっていれば)。努力をそのまま、点数に変えることができます(ちゃんとやっていれば)。本気で成績を上げたいのなら、取れるところは確実に取りに行きましょう。もう一度言います。取れるところは確実に取りに行きましょう。そういう貪欲さって、何だかんだ言って結構大事ですよ。

1) 講義には出席を(特に最終講義)

まず講義にはできるだけ出席しましょう。そして、出席点を着実に積み上げていきましょう。もし本気で成績を上げたいのならこんな確実な得点源を逃してはなりません。そのためにも、目覚まし時計はきちんとセットしておきましょう(1つじゃ足りません。2つ以上はセットしましょう)。それともう1つ、最終講義には必ず出席してください。結構高い確率で定期試験のヒントをもらえます。なかには試験問題そのものを発表する親切な(=あま~い)先生もいます。これは聞いておかないと、すご~くもったいないです。聞いておきましょう。

※ ただし、出席点のない講義には出なくてもよい、とは思わないでください。何だかんだ言って、講義に出ているからこそ得られるものもあります。それは何かって…?自分で(講義に)出て確かめましょう。

2) レポートは、芸術作品をつくるように

レポートにも、全力で取り組みましょう。例えるなら、「芸術作品をつくるように」取り組みましょう。この「芸術作品をつくるように」と言うのは、自分でも秀逸な例えだと思います。経験上、このような心持ちで取り組むと、自分のベストを出すことができるのです。レポートを出すときに、自分の大切な作品として、愛着が持てるように仕上げましょう。それこそ職人が、木彫りの仏像でも彫るような気持ちでやるといいと思います。そのようにしていれば結果は後から付いてくるはずです(ただし、テーマや字数など、最低限の規定は守ってくださいね)。それからもう1つ。書き上げたレポートはすぐには出さず、1~2日置いてから読み直すようにしましょう。そうすると(脳みそがクリアになるので)誤字・脱字はもちろん、表現や論理構成など、文章の「イマイチなところ」にイヤでも気付くことができます。その部分を直してから提出すると、自然とレポートの質が上がるのです。もちろん提出期限との兼ね合いはありますが。できれば1~2日は置いて見直す時間を確保しましょう。

 

ステップ3:勉強時間を確保せよ

講義の集大成である定期試験をクリアせずして、高成績・高GPAを収めることはできません。よって、定期試験対策はこれ以上ないくらい、しっかりと取り組むことが求められます。では、しっかりと取り組むにはどうすればよいでしょうか?――答えはカンタン、時間を確保してください。勉強する時間を確保してください(頭も要領も良くない凡人ほど時間がモノを言います)。ここからは、そのために大切となる3つのポイントをお知らせします。これを読んで、定期試験前に十分な勉強時間がとれるよう備えておいてください。 

1) たまには復習を

定期試験の勉強は何も直前になって始めることはありません。(当たり前ですが)もっと早く始めてもいいのです。と言う訳で、ここで1つ提案です。たまには復習しましょう。たまにでいいので復習をしましょう。―――えっ、嫌だって…?皆さん、高校時代は普通に復習してたでしょうが!問題集とか単語帳とか、擦り切れるぐらいやってたでしょうが!何で大学に入ったら急にやめるんですか!?もう、訳がわかんないよぉ~~~!!

はい、そういう訳で。講義が5コマ進んだら、あるいは半分(7~8コマ)進んだら、でも構いません。適当なタイミングで資料整理も兼ねて講義の復習をするのです。例えばレジュメを読み返すもよし、分からない用語を調べるもよし、テキストの未読部分を読むもよし、です。これを苦手な、難解な科目だけでもやっておくと後がだいぶラクになります。たまーに難しい科目だけで構いません。復習しましょう。

2) レポートは早めに着手&早めに提出

言うまでもなく、定期試験の直前は試験勉強に集中しなければなりません。しかし、もしそんな時期に差し迫ったレポート課題があったら、一体どうなるでしょう…?―――答えはカンタン、試験勉強ができなくなります。と言う訳で。この「ありがち」な失敗を避けるためにも、レポートは早めに着手&早めに提出してください。そして、定期試験1週間前には試験勉強のみに集中できる(=全てのレポートが終わっている)状態にしておいてください。早めにやっておくことは、試験勉強の時間を確保するだけではなく、レポートの質を向上させることにもつながります。

ちなみに。レポート課題が出されたら、早めに図書館で参考文献を調べておきましょう。そして、何冊か(最低1冊、できれば2~3冊)使えそうな本を確保しておきましょう。というのも、参考文献は講義の出席者どうしで「争奪戦」になるからです(特に履修者の多い講義ではそうなりがちです)。後で書こうと思っていると、使えそうな文献はすでに借り尽くされている…、どうしよう?これじゃあレポートが書けないよ~、なーんてことにもなるからです(もちろん「自分で買う」という手段もあるにはあります。とはいえ専門書は高価ですし、取寄せやネット通販では入手まで少々タイムラグがあります。また、本によっては絶版…orzなんてことも結構あります)。一方で。今すぐは書かないにせよ、とりあえず使えそうな本はある、そういう状態にしておくだけでも安心感が出てきます(ただし、そのまま本の返却期限を迎えないように…)。

3) バイト・サークルはほどほどに

当然ながらバイト・サークルは学業の妨げにもなります。よってやり過ぎは禁物です。ちょっと強めに言えば、定期試験直前のバイト・サークルなんて「自殺行為」です。ましてや前日なんて点をドブに捨てるようなものです。やめてください。絶対にやめてください。ついでに言うと、定期試験に配慮しないバイト先なんて辞めてもいいと思いますよ。何ならバックレてもいいと思いますよ。そんなしょーもない小銭とどっちが大切か、今一度考えてみましょう。

※ もちろん、何らかの事情によりバイトやサークルを優先せざるを得ない、そういう方もいるでしょう。家庭の仕送りを期待できない学生、何らかの競技で全国大会を目指す学生、いろいろいると思います。それはそれで仕方のないことです。特に責める気にもなれません。ただここで言いたいのは、学業面ではそれ相応の影響が出ると予想されるので、予めその覚悟をもって「今、何をするか」を選択する必要がある、ということです。
※ 1)で「たまには復習を」と述べましたが、どうしても試験前に外せない予定のある方は、スケジュールに余裕があるうちに、時間をとって復習しておくことをお奨めします。

 

ステップ4:できる限り過去問を入手

試験勉強は「出るところ」を勉強しないと意味がありません。「出ないところ」を勉強しても、それでは得点にはなりません(当たり前ですが)。では、「出るところ」を勉強するにはどうすればいいでしょうか?―――はい、過去問ですね。過去問です。皆さんが高校入試でも大学入試でも、過去問をゴリゴリ解いてきたように、大学の定期試験においても過去問は大いに役立ちます。過去問はできる限り入手しましょう。これがあるのとないのとでは、勉強の仕方が大きく変わってきます(勉強の効率も大きく変わってきます)。だから、なるべく可能な限り持っておきましょう。持っておいて損はないです。ちなみに、過去問はゼミ生やサークル仲間と仲よくなっておくと入手しやすいです。回ってきやすいです。普段から、良好な人間関係を築いておきましょう(こういうのは人間関係がものを言います。なお人間関係が薄弱な方、破滅している方は………うーん…、まぁ自分で頑張ってください。頑張れ。一人でも…できなくはない)。また、過去問のほかには、先輩の講義ノートも参考になる場合があります。可能であればそちらも入手しておきましょう。

※ とはいえ、過去問や講義ノートの類が入手できないこともあります。入手できなくても得点できるように、普段からちゃんと勉強しておきましょう。
※ いくら過去問があっても、あくまで過去問は過去問です。ときに、出題内容が大きく変わることもあり得ます。やはり、過去問以外の部分も(薄めでもいいので)勉強しておくことをお奨めします。

 

ステップ5:最後の最後、定期試験こそベストを尽くせ!

定期試験は講義の集大成です。ここで手を抜いたり、息を切らしたりしていてはダメです。最後の最後、定期試験こそベストを尽くしてください。まず、よほど自信のある(or どうにもならない)試験でない限りは、制限時間を残して退出しないでください。制限時間いっぱい、振り絞って何かを書くのです。とにかく書く、何か思い付いたことは書く。蛇足でもいいから何か書き加える。こうして書いた一文、一行が何かよく分からないままに評価されて、素点を5点くらい引き上げることが多々あるのです。そして、この5点くらいが「秀」と「優」の分水嶺になることも多々あるのです。だから、試験が終わるまでは諦めないでください。筆を置かないでください。最後まで貪欲に取りに行く姿勢が後々、結果になって表れてきます。

 

ステップ6:教員ごとに攻略法アリ

大学の講義はそれぞれの先生によって、やり方(スタイル)がものすごく変わります。例えば、ひたすら90分しゃべり倒す先生もいれば、ときどき学生に質問を投げかけたり、感想を聞いたりする先生もいます。一方、板書をたくさんする先生もいれば、ほとんどしない先生もいます。そのほか成績評価においては、定期試験を重視する先生もいれば、平常点を重視する先生もいます。

このように、大学の講義はそれぞれの先生の「個性」が非常によく表れるのです。つまり、各教員によってやり方(スタイル)が大きく異なるということです。しかし、これは裏を返せば、同じ教員だったら別の講義であっても、あまりやり方(スタイル)は変わらない、ということでもあります。例えば、シラバスに載っている成績評価の方法を見てください。ここで、A先生の講義とB先生の講義を抜き出してみると、こういう感じになりました。

・法学概論(A教授)
定期試験:100点
・民法Ⅰ(A教授)
定期試験:100点
・民法Ⅱ(A教授)
定期試験:100点

・人文地理学(B教授)
定期試験:40点/レポート:40点/出席点:20点
・経済地理学(B教授)
定期試験:40点/レポート:40点/出席点:20点
・行動地理学(B教授)
定期試験:40点/レポート:40点/出席点:20点

どうですか?A先生の講義はぜーんぶ試験一発勝負、B先生の講義はぜーんぶミックス、ということが分かりますね。そんな感じで、あぁ…A先生はこういうスタイル、B先生はこういうスタイルなんだな、ということが見えてきます。ここから導き出されるのは、大学の講義で好成績をおさめる方法は教員ごとにある、ということです(講義ごとではない、のがポイントです)。これは経験上、あながち間違いではないと思います。実際、S先生の講義で「秀」が取れれば、S先生の別の講義でも「秀」が取れるのです。T先生の講義で「秀」が取れれば、T先生の別の講義でも「秀」が取れるのです。逆に、U先生の講義で(ちゃんと頑張っても)「優」しか取れないと、U先生の別の講義でも「優」しか取れなかったりします。ある意味、相性みたいなところもあると思います。

よって、ここで強く言うべきアドバイスは、教員ごとに攻略法を見つけろ!ということになります。そして、攻略法が見つかったら、その先生の別の講義も取れ!ということになります。取れ!ぜんぶ、ぜーんぶ取れ!!このやり方で、成績・GPAはかなり上がるはずです(上がりました)。

 

ステップ7:後は本気になるだけ!

今まで書いてきたアドバイスも、実行しなければ意味がありません。だから、本気になってください!あとは、あなたの「やる気」しだいです。もう、これ以上に言うことはありません。

 

おわりに:当たり前のことを当たり前にやる、ということ

以上、長々と書いてきました。ただ、こうして書いたことを振り返ってみると、ごくごく「当たり前」のことが多いですね。何だ、秘策でも画期的なノウハウでも何でもないじゃーん、と。がっかりされた方もいるかもしれません。ただ、それだけ当たり前のことを当たり前にやる、ということが大事なのではないでしょうか。それが後々、結果として付いてくるのではないでしょうか。書いていてそんなふうに思いました。

 

蛇足:好き・楽しいのチカラについて

ここまで書いてきて、こんなことを言うのも何なんですが。私が、卒業式で学長から賞状をもらえたのは、そもそもこうしたノウハウ・努力以前に【大学での勉強が好きだった】ということが大きいような気がします。というのもですね。今思い返しても、大学の勉強って楽しかったんですよね。ケタ違いに楽しかった。だって、工夫して選んでいるにせよ、好きな講義(*1)が9割ですもん。嫌いor 好きじゃないが1割しかない。

では、もしこの割合が反対だったら、同じ結果を出せますか?というと、それはかなり厳しいんじゃないかなぁ…、という気がしています。だって、在学中に手を付けた公務員試験、簿記の勉強なんかは見事に挫折してますからね!なぜかって(大学の勉強に比べて)楽しくないから。いくら「役に立つ」「お金になる」とは言っても、好きじゃない・楽しくないことってやりにくいんですよ。(大学の勉強が楽しいと)なぜ横にこんな楽しい勉強があるのに、こんなつまらん勉強をせねばならないんだ!なんて思ったりしてね。やはり好きとか楽しいとか、そういうチカラは大きいんですよ(*2)。

もしあなたが、大学の勉強が楽しくない、入る学部・学科を間違えた、などと思っているなら、

・何らかの方法で転学部・転学科を図る
・カリキュラムの融通の利く範囲で、他学部・他学科の講義を受ける
・せめてゼミだけでも、自分の興味関心に引っかかりそうなところへ入る
・(なるべく最終手段にしたいものの)他大学を受験しなおす、編入試験を受ける

など、少しでも好き・楽しいエリアに接近する策を取った方がいいのかもしれません。その方が道が開けるかもしれません。

あるいは、いっそのこと大学の勉強以外で好きなこと、楽しいことを見つけるのも悪くはないと思います。(選択肢として)あり得るとは思います。まぁ…、大学の成績ごときで、人生がぶっ壊れたりはしませんからね。多少卒業(在学期間)が延びたり、奨学金や留学の審査に引っかかったり、そういうことはあるかもしれませんが。少なくとも、致命傷を負うようなことはないでしょう。別に卒業が1年延びるくらい、人生の思い出の範疇です(就職にもさほど差し障りないです)。後で笑い飛ばせるレベルの話です。多少のキズは笑い飛ばしてやっていきましょう。

*1 ここでのニュアンスとしては、講義内容に多少なりとも興味が持てる、試験勉強がさほど苦にはならない、といった感じです。
*2 逆に「役に立つ」「お金になる」系のチカラは意外と小さい気がします。人間、この手の実利系のモチベーションだけでは動けなかったりします(「動ける人」はそれはそれで強みですので、ぜひ動いてください)。

 

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(参考文献)